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2013-02-16

バトル!!!

先月でしたか、こども塾のお手伝いに入りました。
最近はアシスタントの皆さんが随分しっかり動いてくれますので、
私が手伝いに入る機会は殆どないのですが、こども達と直接関わるのは、やっぱり面白い。

私たちの療育では時々あることなのですが、久しぶりのお手伝いの私を待っていたのは、
1年生男子との戦いでした。
彼は、直前の活動でうまくいかなかったこともあり、元々イライラしていたこともあったのですが、
今の集団場面では叶えられない彼の要求を断った私をめがけて背中からドン!!! 
背後からとは卑怯な!売られたケンカは買ってやろうじゃないか(笑)と、
こういうことを見逃さない、取りこぼさないのがKid’s Powerです。
こどもだからって、発達障害があるからって、ダメなもんはダメなんです。
ただ、ダメだってことをどのように教えていくのかが大事で、
こどもの言動に腹を立てて怒りをぶつけるだけでは、彼は同じ事を繰り返します。
大人がこどもを叱ることの意味は、それによって、こども達が大人になった時に必要なスキルを学べ、
社会の中で互いに心地よく関わりながら生きていけるようになれるためです。

こういう場面で大人が必要なスキルは唯一、「忍耐」です。
ただただ、彼がその場面で必要な行動をできるまで待つのみです。
特別な技は必要ないのですが、とにかく手間がかかります。
なんせ、できるまで1時間でも2時間でも付き合うわけですから。

私「ごめんって言って。」
男子「いや、絶対言わない。」
私「ごめんって言って。」
男子「いや、ごめんって言わなかったらどうなるの?」
私「どうにもならない、ごめんって言って。」
男子「離して(私が男子の手を掴んでいる)。」
私「いや、ごめんって言って。」
男子「どうしたら離してくれるの!」
私「ごめんって言ったら離す。」
男子「………(しばらく考えて)僕は悪い子だからごめんって言わない、江口先生はいい子だから手離して。」
私「(お、ちょっと面白いけど)私、悪い子だから離さない、(男子)はいい子だからごめんって言って。」
男子「ごめんって言わずに、どうしたら離してくれるの!」
私「ごめんって言わなきゃ離さない、どうしたらごめんって言うの?」
男子「え、え~っと…(不意の質問には冷静に考えてしまっている…笑」

真顔の真剣勝負をしながら、時々面白いコメントもあり(それを心の中で笑う余裕をもって)、
小一時間ぐらいでしょうか、最終的には、男子が小声ですが「ごめん」と言って終了です。
大人が見極めるべきところは、彼が、どうして「ごめん」を言えなかったです。
彼は、私をドンと押したことはダメなこと、そうすると相手は不快(痛い)、こういう場面では「ごめん」と言わなきゃいけない、
そんなことはわかっています。
できないのは、言いたくない自分の気持ちと折り合いをつけて、実際に「ごめん」と言う行動をすることです。
頭でわかっているのと、それが実際の行動としてできることは、別のスキルです。
だから、実際の行動をする機会を作っていかないと、どれだけ諭してもできるようにはなりません。
いろいろ説明して諭す事よりも端的に、今すべきことを言って、ひたすらできるまで待つことですね。

そして、この場面を終結させて私たちが次に考えることは、
似たような機会で、彼がエラーせずに(ドンとせずに)スマートに乗り越えられるためのスキルと練習場面です。

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