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2013-02-11

体の動きと心の動き

発達障害があるこども達は、感情のコントロールが難しい子が少なくありません。
そのこども達をみていると、実は、体の動きをコントロールすることも苦手です。
「ていねいに」「ゆっくりと」「そ~っと」と、こういう動き方が苦手ですよね。
人間の心の動きは体の動きに連動していますから、感情コントロールを練習したい場合は、
こういう体の動き方の練習をするといいんですよ。

Kid’s Powerの療育では、個別療でも小集団療育でも、こういった練習を遊びの中で入れていきます。
療育の基本は、楽しいです。
私は、楽しいこと8割、厳しいこと2割ぐらいがちょうどいいバランスかなと思っています。
例えば、先週のこども塾では花いちもんめで、この練習が入っています。
こんなじみ~な遊びなのですが、こども達はみんな大興奮で盛り上がります
(うちのスタッフは、特別なおもちゃや道具がなくても遊びを盛り上がらせる名人です)。
そうすると、だんだん体の動きが大きくなり、歩く勢いは増し、
「勝~って嬉しいはないちもんめ!」と、振りあげる足は相手を蹴り倒す勢いになってきます。
「危ないでしょ!もっと、そ~っと!」と、
大人が大きな声を張り上げても、そんな声は、届きはしません。
そうやって叫べば叫ぶほど、その大きな声の刺激を跳ね返すように足を振りかぶり、
周りの大きな声や、自分達の大きな動きによって、さらに興奮して悪いスパイラルへと入っていきます。

こんな時にどうすればいいのか。

活動が始まる前に(興奮する前に)やり方を教えます。
「足あげる時は低くあげるよ(見本をみせて)。」

「そ~っと」する足の挙げ方を具体的な言葉と見本で教えます。
「そ~っと」より「低く」の方が具体的な言葉ではありますが、
「低く」のように基準と比べて使うような言葉は、人によって捉え方が異なるので、見本をみせる方が確実です。

それから、失敗して(興奮し始めてから)から言うのではなく、落ち着いている時に手順の1つとして言います。
アレルギーの薬がかゆくなってから飲んでも効きが悪いのと同じで、興奮してからは聴きが悪いです。
また、多くの人はエラーが嫌いです。無駄なエラーを減らせば活動は楽しくなります。

最後に一番大事なのは、何とも繰り返し言い続けることです。
「こないだも言ったでしょ!」って、
その言葉、私も、何度も保護者の皆さまに言いそうになりますよ(笑)。
私たちだって、何度も何度も同じことを言われて、やっとできるようになるわけですから。


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