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2012-11-15

飽きたなんて言わないで!

先日、小学1年生の男の子のお母さんと個別相談をしていたときのこと。
初めてのお葬式で参列している場面で「飽きた」、
図書室の選んできた本を見て「飽きた」、
何となく気持ちはわかるんだけど、なんかちょっと違和感がある言い回し。
恐らく、
初めてのお葬式で参列している場面で「退屈」、
図書室の選んできた本を見て「つまんない」、
だと、ぴったりくるのではないかと思います。

こういうこと、発達障害があるこども達にはよくあります。
大体伝わるからいいじゃないと思われるかもしれませんが、
伝わっているのは情報だけであって、その情報と一緒に伝わるはずの感情はずれます。
ニュアンスがわからない、伝わらないというのは、大体の情報はわかるけど、
それに絡んでいる感情がわからないということなんですよね。
そして、人が人と生活するうえでは、この感情の部分がとても大事なのです。
単に業務をこなすだけなら情報だけでいいのかもしれませんが、
それを互いに気持ちよくこなすには、感情という部分が重要な役割を果たすのです。
と、少なくとも私は、そう思っています。
そして、私がみているこども達にも気持ちよく過ごして欲しいし、
また、彼らの周りの人達を気持ちよくさせる、愛される人に育ってほしいと思っています。

そこで、練習を考えます。
まず、私たちは、何を基準に使い分けているのか、それを考えます。
「飽きた」という言葉は、それが単に嫌なだけではなくて、
それを繰り返し、何度も行ったうえで嫌になった場合に使うんですよね。
だから、初めてとか滅多にないお葬式に参列した途端言わないし、
図書館で今手に取ってきたばかりの本にも使わないのです。
そこで、その繰り返しか否かの両方を設定をした練習場面をつくります。
まず、ワークシート等で練習問題として行ってもいいのですが、
それだけではコミュニケーションとして使えるようにはなりません。
必ず実際に感情が伴う場面設定をして練習します。
教科書で単語や構文をたくさん覚えても、英語圏の人を目の前にしたら目を反らすのと一緒で、
紙面でできることと、人前でできることは、違うスキルなのです。

最後に、最も大事なポイントをお話ししておきます。
この課題を達成するためには、そんな面倒くさいことやってまでも、
こどもが、人と一緒に過ごしたいと思っているかどうかにかかっています。
私の講演には毎回でてきていると思いますが、ここを積んでおくことを忘れませんように。

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  • 名前:   投稿日時 : 2012.12.09 【】
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