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2012-09-15

セミナーのアンケートより3

7月、8月とセミナーご参加いただきました皆さま、ご家庭でのセラピー頑張っていますか?
セミナーで話を聴いていると、わかったような気がしたんだけど、
いざやってみると、なかなか上手くいかないって思われることがあると思います。
そりゃあ、そうなんです。
そんなに簡単にできるなら、発達障害があるこども達が、こんなにも困っていません。
セラピーは、そこそこ難しいものなんです。
でも、その難しさは、決して数多くの特別な知識やスキルが必要だという意味ではなく
(私が、このセミナーでお伝えした知識とスキルで、相当いろいろなことができるようになるはずです)、
こどももセラピストも、それなりに動けるようになるために時間がかかるという意味です。
だから、多少上手くいかないことがあっても続けてみて下さい。
半年とか1年とかかかるかもしれませんが、必ず、こども達は変わっていきます。
もし、どうしても難しいと思ったら、弊社の個別相談を一度受けてみて下さい。
今月も、セミナーでお話を聴いていただいた方の何名かが個別相談にお越しいただいていますが、
それぞれのお子様オリジナルのポイントや工夫のしどころがお話できますので、
1人で続けていくよりは近道ができることが多いです。

さて、今回のお話しは、「自発語を増やす」についてです。
発達障害があるこどもは、人と関わる、おしゃべりする、遊ぶことが好きでないと言われる方も少なくありませんが、
そんなことはないです。
発達障害がない人の中にも一定の割合で、おしゃべりや大人数で遊ぶことが好きでない方がいるように、
発達障害がある人の中にも、一定の割合でいるとは思います。
でも、共通する特性として、好きでない人が多いわけではないと思います。
私たちがみている子の殆どが、人と関わる、おしゃべりする、遊ぶことが好きになるからです。
では、なぜ嫌いになるのか。
それは、人との関わりに中で失敗したり、わからなかったり、できなかったりすることが続いた結果、
人と関わることが嫌いになってしまったんです。
本質的に人と関わることが嫌いなのではなく、エラーの連続の結果、
嫌いにさせられてしまったというのが正しいと思います。
そして、そうさせてしまったのは、その子の身近にいる人達です。
関係がない他人は、エラーさせることなんてできないですからね。

自発語が増えない場合の多くは、最初に多くの言葉を学ぶ要求言語の時期に、
きちんと練習ができていなかった場合が多いと思います。
定型発達のこども達は、この要求言語がメインの時期に100語ではくだらない数の言葉を学びます。
でも、発達障害があるこども達は、以下の理由で、この時期に学ぶ機会を失っている場合が少なくありません。
・言葉を話さなくても、周囲がこどもの気持ちを汲んで要求を叶えてしまう
・言葉を話さなくてもいいように環境整備をしてしまう
・言葉を教える=少し負荷がかかる可能性があり、それに対してこどもが癇癪を起こす等、大人からみて嫌な行動になるから教えない
・言葉が少ないから言葉を引き出そうとして質問攻めにしてしまう(「北風と太陽」の話の北風のような対応ですね)
・言葉が遅れているから早く教えなければと焦って、発達より難しい言葉を教えようとしてしまう

以上のようなことが続くと、言葉を練習する機会が少ないとか、課題が難しすぎるため、
言葉を話すことが上手くならず、結果、話すことが好きになれず自発語が増えません。
要求言語の時期に自発語が増えていかないと、なかなかおしゃべりには繋がりません。
ということで、自発語が少ないお子様の場合は、できるだけ要求言語を練習する機会を作って下さい。
それから、要求言語を増やすためには、こどもにとって楽しい物・活動が増えることが必須です。
なので、7月セミナーで散々お話したこどもが楽しむ遊びを考えていくことを積み重ねていきます。
楽しい遊びが多いほど、言葉を教えられる機会が増えます。
人と関わる楽しい遊びを増やしていくと、社会性の基礎にも効果的です。

そうそう最後に…要求言語を教えたら、それを断られる練習も忘れずに。


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