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2012-07-10

泣く

先日、保育園で講演をさせていただきました。
参加されていたのは、保護者と保育士の方です。
講演後、こどもが泣くことについて質問がありました。
例えば、もう寝る時間だからテレビを見るのは止めなきゃいけないとか、
お友達が乗っている三輪車が欲しくて取ろうとするのを止めるとか、
日常生活では、こどもの要求通りにいかせられないことがたくさんあり、
それらを断ると大泣きしてしまうのだけれど、どうしたらいいのかということでした。
答えはただ一つ、こどもが泣いても怒っても、大人からみてダメだと思うことは断って下さい。
ここで断ってあげないと、それをやってはいけないとか、そうしなきゃいけないことがわからないままです。
こどもだから許されることも、大人になると犯罪になったり、集団にいれなくなるほどのダメージを受けます。
こどもが泣く声や姿は、誰にとっても気持ちがいいものではありません。
できれば避けたいところです。
でも、そうやって大人が避け続けていった結果、大人になった時に困るのは子ども達です。
そのしんどさに付き合っていくのが大人の役割ではないでしょうか。

発達障害があるこども達は、同じぐらいの年齢のこども達に比べると、泣き方が強かったり長かったりします。
それは、コミュニケーション力が幼いために言葉で言えない分、泣き方で表現したり、
感情のコントロールが幼いために、泣くことの収まりに時間がかかったりするからです。
だからと言って、同年齢のこども達と比べて、要求を断られること自体をできないわけではありません。
同年代のこども達に比べると、断られたことに対する反応が大きいので
(文句を言う程度で収まるところで泣いてしまうとか)、
一見、とても可愛そうなことをしてしまったように思うかもしれませんが、
断られたことへの感情表現の仕方が違うだけの場合も少なくないのです。
発達障害があろうがなかろうが、自分の思い通りにいかないことへの練習は、
集団で生活するためには必須のことですし、また、このスキル自体を練習していかないと、
どれだけ認知や言葉の力が伸びても、集団で生活することは難しいのです。

さて、できるだけ練習がうまくいきやすくするために、コツを少しお伝えしましょう。
まず、基本的なことですが、何もかも我慢させるのではなく場面を特定して課題の量をコントロールします。
そのかわり、特定した場面では、いつも我慢させます。
我慢させたりさせなかったりすると、こどもにとってはストライクゾーンが変わりますので、
何がストライクなのかわからなくなります
(大人からは相当の理由があって変えたとしても、こどもがそれに気付くことは難しいですから)。
そして、こどもが大泣きしている最中を耐えしのぐポイントは、泣きやませようとしないことです。
そのうち必ず泣きやみますから、泣きやむまでそっとしておくことです。
頭の中で楽しいことを空想したり、洗濯ものをたたんだり、気を紛らわすように他の事に注意を向けて下さい。
そして、こどもが泣きやんで収まったら、大げさに誉めずに、次の活動を促して下さい。
例えば、寝る時間なのに寝ないともめていた時は、こどもが泣きやんだら普通の言い方で、
「じゃあ、寝に行こうか。」と、お布団に連れていってあげて下さい。
ここで大げさに誉めないのは、大きな刺激を与えて、収まりかけている興奮を戻さないためです。
大げさに誉めなくても、大人がいつもの活動に誘ってくれることで、こどもは受け入れられたと感じられます。

こどもにとって、今できる範囲で家族などの所属する集団に協力することはこどもの役割であり、
自分の役割をこなしてきた経験が、思春期前後の自己肯定感をもつことに役立ちます。


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