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2012-06-15

深夜の長電話

高校の同級生と久しぶりに深夜の長電話(2時間は超えていたと思う…)。
話題はいろいろですが、やっぱりこどものことが多いですよね。
ちなみに、彼女の息子は現在中学1年生になりますが、アスペルガーと診断されています。
彼女の夫は転勤族で、年数的には転勤の辞令がいつ出てもおかしくないこともあり、
中学に入って間もないこの時期に、高校進学の話になりました。
彼女の息子の特性から、高校選びのポイントをいくつか話したところ、彼女がこんな話をし始めました。

「親としては、こうした方がとか、あっちの学校の方がとか思うんだけど、
それで決めた学校がいまいちだったり、そこが合わなかったりしたら(こどもに)悪いから、
そう思うと、なかなか難しいんよね…
だから、できるだけこども自身が納得できるように選べたらと思うんだけど…」
子を思う親でしたら、誰もが心配される点だと思います。

これに対して、私が返した言葉です。
「こどもの発達によって、こども自身に選択させるべきことと、親が選択(あるいは導き)するべきものが,
あると思う。
彼にとって、自分の将来を見据えた、あるいは、まだ経験のない高校生活(学習、部活、通学等)をイメージして
高校選択することはとても難しいと思う。ましてや、将来、何をしたいのか考えて選択することなんて、
定型発達のこども達にとっても、まだまだ難しい(この年齢でも将来の夢をもって進んでいる子もいますが、
それは全てではない)。だから、保護者が大部分の絞りをしてあげるべきだと思うし、
その結果、仮に選んだ学校がいまいちだったとしても、こどもはやりくりしながら学校生活をすることを,
学ぶべきだと思う。
親に養ってもらっているうちは、何でもかんでも自分の思い通りにさせるのではなく、その分、こどもも家族に
協力することを学ぶべきで(その1つが親の言うことをきく)、自分で自分のすることに責任をもてるようになった範囲分だけ、
自分で思うようにさせてあげればいいと思う。何よりも、親がこどものために一生懸命考えた結果、
たまたまはずれることがあったからって(人間はパーフェクトではないのだ!)、
それに文句を言うことは人としてどうかと。」

私は、こどもを王子様・お姫様にすることは、小善は大悪に似たりと思っています。
こどもの望むままにしてあげれば、その時々は、こども達は喜ぶと思いますが、
親が最も考えるべきことは、こどもが大人になった時(今この瞬間だけでなく)、こども達にとって大事なことが何かであり、
場合によっては、今はこども達にとって不満に思うことかもしれない、それでも、それをできるのは、
他ならぬ親以外にいないと思うのです。
彼らは人として尊重すべき存在だとは思いますが、それは、何でもかんでも彼らの意見に応じることではない。
今の発達でメリットとデメリットを理解し、結果に責任がとれるものに関しては、こども達に選択する力があるわけですから、
失敗するかもしれないけれど、こどもの意見を尊重して挑戦させるといいと思うのですが、
(そして失敗した時には、それを事実として真っすぐにみることを一緒にする)
そうでないことに関しては、親が親の責任のもと選択して、こどもがそれに従うことを教えていくことと思います
(責任を負うことは辛いかもしれませんが、これこそ親の役割だと思いますので)。

ほとんどの人が、いつかは学校生活を終えて働き始め、大人の社会に参加するのですが、全てにおいて不備なしの社会や
職場なんてそうなくて、その人の望み通りお膳立てしであげないと働けないなんて、それは仕事じゃない。
様々な制約の中で工夫して、お客様に満足してもらえるものを生産して、はじめて仕事です。
そういう練習のためにも、自分で選択すること、親の選択の中で生活していくこと、どちらも大事なスキルだと思います。

お互いが高校生だった頃には、こんな話をするなんて夢にも思わなかったのですが、
その息子が、もうすぐ私たちが出会った年になるかと思うと、
う~ん、私たちも年とってるんよねと自覚させられる深夜の静けさに沈むアラフォー達でした。

コメント ( 2 )件 | この記事のリンク

  • 名前:オカリナ   投稿日時 : 2012.06.16 【URL】
  • ウチの娘も中2ですが、悩みは尽きないです。
    基本的に親が探した候補の範囲内で誘導するのですが、できれば本人が「自分で選んだ」と錯覚してくれればなあ…なんて考えています。

    先週末に県内の高校の合同イベントがあったので、パンフレットをもらってきました。
    とりあえず今は親が候補に目印を付けて、娘に公式サイトを検索させています。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2012.06.16 【URL】
  • オカリナさん、お久しぶりです。
    コメントありがとうございます。
    もう、お嬢さんは中学生ですよね。早いですね。

    私は、こういう課題を考える時、自分がどうだったかも考えるのですが、
    私が中学生だった頃は、大きくなったら何になりたいとか、特に夢中になっていることがなかったので、
    (日々の活動で好き程度のことはありましたが、夢中になるほどでもない)
    そんなもんかなとも思います。
    ただ、私の場合は地域の公立中学校ぐらいの選択肢しかなかったし
    (地域がらもあるかもしれませんが、私の周りで中学受験をする人は全く聞きませんでした)、
    そういう意味では、社会的にも選択肢が多過ぎない時代で楽だったのかなとも思います。
    そこで与えられた運命の中で生き方を考えるのが当たり前というか。

    答えが1つでないことで選択するというスキルは、多くの人にとってもですが
    (だから、占いや○○相談所なんてのは無くならないですもんね)、
    発達障害があるこども達にとっては、特に難しい課題ですから、
    ご両親が探されている候補の中から選ぶことで、十分、その課題の練習になっているように思います。

    お嬢様の貴重な状況を有難うございました。
    また、ぜひ、お聞かせ下さい。



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