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2012-05-24

1年生やから…

今日は、こども塾でのステキな男の子のお話。

Kid’s Powerで行っている小集団(こども塾・スクールトライアル)では、社会性を一番の課題に掲げています。
社会性の課題の1つに、自分の要求を抑えて集団のルールに合わせて動くというスキルがあります。
このスキルを獲得する過程で、子ども達は、泣いたり怒ったりすることが少なくありません。
今までだと、こうしたいと言えば、あるいは、やりたくないという態度を見せれば、
その要求が通っていたのに、ここに来ると通してもらえないわけです。
当然、こども達は、私たちにチャレンジをしてきます。
これでもかこれでもかと大きな声をだしたり、泣いたり、物を投げようとしてみたり、
あの手この手を使って要求を通そうとチャレンジしてきます。
そんな時、対面している大人はもちろんですが、周囲の大人や子ども達にも役割があります。
それは、チャレンジしてきている子のことはそっとしておいて、
今、自分達がやらなきゃいけないことに全力を尽くすことです。
今日は、チャレンジしている子のクラスメイトが、自分がやらなきゃいけないことに全力を尽くすお話です。

それは、宿題をしている時間でした。
Aくんは、苦手としている日記を持ってきています。
Aくんが日記の内容を考えているところに、チャレンジしている男の子の大きな声がします。
突然の大きな声や泣き声は、私たち大人にとっても心地よいものではなく、子ども達が気になるのは当然です。
でも、そんな時に出会うこともあるのです。
学校の休み時間にお友達がケンカをし始めた、電車に乗っていると突然赤ちゃんが泣きだした、
近所の犬が大きな声で吠え始めた…こんな光景はよくあることですよね。
そんな時に相手を叩きにいったり、暴言を吐いたりしていると、とばっちりを受けかねません。
だから、やり過ごすスキルを教えていきます。
実は、前週にも同様のことがあり、傍にいた私に、「あの子、あかんやん!」と訴えてきます。
私は、「1年生やからな、しゃあない。だんだん上手になるから大丈夫。1年生やからな。さあ、○○しよう。」
と、繰り返しながら、着席してするべきことを言います。
これを、何度も繰り返していくと、「1年生やから…」と、呪文のように言いながら、
自分で自分をなだめようと、また、するべきことに取り組もうとします。
(注:この場面での「1年生やから…」は、あくまでおまじないのような機能であり、
 1年生だから年下だし、大目にみてあげなきゃと悟ったわけではないと思います)

そんなステップがあって、今週のできごと。
今回、私は、チャレンジしている子の傍にいました。
大きな声を出し始めたのを聞いて、Aくんがキッと視線を向けてきます。
そのAくんと私が、目があった瞬間、Aくんがジェスチャーでチャレンジしている子を指しながら、
口パクで訴えています。恐らく、大きな声を出していることです。
それに対して、私が、「まあ、まあ、抑えて、抑えて」と、口パクで首と手を縦に振りジェスチャーしていると、
「しゃあないな」と、言わんばかりの表情と仕草をして、自分の課題に戻りました。

2年前、参加し始めた頃は、1日の活動時間の中で何度もクラスメイトに手が出そうになり、
通っている小学校からも、手が出てしまったとの報告がたくさんあったそうです。
それが、今では殆どなくなり、難しい日記は書かなきゃいけないのにイライラさせられる声が響く、
そんなストレスが高い状況でも、遠く離れて人とのやり取りだけで止まることができる
もちろん、ただただ厳しくダメなことを抑えているだけでなく、
Aくんが上手くできて誉められる場面や楽しい活動をする場面も入れながらですが、
子ども達は、私たちが思っている以上に力を発揮することができます。
その力を信じずに、大した工夫もせずに、こどもにとって無理をさせないようにと課題にチャレンジさせないことは、
子どもというよりは、大人にとって楽なことなんですが、それは余りにももったいない話だと思います。

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