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2012-04-07

アシスタントのスキル

今日は、4月からこども塾やスクールトライアルをお手伝いいただくアシスタントの方々への研修でした。
こども塾とスクールトライアルは、小集団でソーシャルスキルやコミュニケーションの練習をするクラスで、
担任の先生1人とクラスのこどもの人数に対して数名のアシスタントで構成されています。
アシスタントは担当の生徒が決まっていて、担任から事前に指示されている援助を行います。

さて、この研修では、基本的な関わり方の説明や実技、また、担当していただく生徒の説明等を行います。
こども達が集団活動を楽しめるようになるには、そこで必要とされるスキルができるようになることが必要です。
無駄な失敗をさせずに(成長のため適度な失敗は必要ですが、支援者の技術が伴わない失敗をさせないように)、
求められるスキルを達成していけるよう、いろいろな準備をしていきます。
皆さんにも役立つスキルだと思いますので、基本的な関わり方のうち、私が大事だなと思っていることの1つを、
今日は紹介しようと思います。

「こどもから目を離さない」

当たり前じゃな~いと思われるでしょうが、これが一番難しいんですよね。
これまで幼稚園・小学校・小集団療育等の指導に行かせていただく機会がありましたが、
これができていたアシスタント(介助員や副担任)、1対1でみている支援学級の先生は、皆無ではないかと思います。
このため、こども達は無駄なエラーを数多くしてしまい、その結果、人と関わることや集団を嫌いになります。

アシスタントが目を離してしまう場面は、
①担任(リーダー)が説明し始めると、自分も生徒と同じように担任に注目してしまう
②自分の担当以外のこどもが発表したり、騒いだり、何かし始めると、そちらに注目してしまう
③担当しているこどもが活動に上手く参加できていると目が離れる

①と②は人間の本能といいますか、社会性ともいいますか、
その集団の中で誰かがアクションを起こすと、そこに注目してしまう社会性を備えている故にですが
(なので、本来は必要なスキルですが)、
それとは反対の動きをしなければいけないので、相当、意識しておかないと上手くできません。
場合によっては、意識しておくだけでは難しいので、こどもが鉛筆に触った数を数えてもらう等、
アシスタントに、目を離させないための課題を与えることもあります。
そして③について、ちゃんとできているんだからいいじゃないと思われるかもしれませんが、
こども達がエラーをする場面は、突然、訪れます。
交通事故と同じです。今まで無事故で走行していたからって、よそ見すれば、事故は起こります。
事故が起こっていなくても、常に前方は見ておきますよね。
さっきまで先生を見て話を聞いていた子が、外から車の音が聞こえた瞬間によそ見をし始めます。
マス目通りノートに写していたはずなのに、行が変わるところで1行ズレて書きます。
ふとしたお友達の一言に、思わず手が出てしまいます。
こんな時に、ちゃんと見ていれば未遂、あるいは、最小限のエラーでとめられたはずなのに、
目を離していて数秒遅れたために、大きなエラーになってしまいます。

こども達が集団で起こすエラーは、交通事故と違って、多くの場合、その場で死んだり大怪我はしません。
でも、このエラーが日常茶飯事のように繰り返されることによって、
人と関わりを持つことや集団で過ごすことが楽しくない=嫌いになるという、
社会で生きていく上で致命的なダメージをジワジワと受けています。
大人になった時に、これが、とても大きな事故だったことを実感するのですが、
その時に手立てをしても、計り知れない後遺症が残ります。

この週末から、春の交通安全週間が始まりましたが、こども達の教育現場にも是非、
事故を予防するための安全な習慣を身につけてほしいと思います。

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