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2012-03-21

面白いオレ

私がみている小集団の中に、小学4年生になるADHDの男の子がいます。
彼は、ついつい口や体が動いてはいけない場面で動いてしまい、先生に叱られることが少なくありません。
でも、学習の理解や人の言動の意味をとることは上手なので、その動きが少し落ち着けばなと思い、
保護者に薬を飲むことを試してみてはと勧めておりました。
お母さんが本人に薬の話をしてみたところ、どうも少し渋っているとのこと、
お母さんと私がその話をしている時に、本人が傍にやってきました。

子「オレ…薬、イヤな気がする…」
私「なんで?」
子「だって…薬飲んだら、オレ面白くなくなるんやろ…」
私「あぁ…(そういうことか)そんなことないよ、面白いままやで。ただ、今 
 だと言ったらあかん時に面白いこと言ってしまって、先生に叱られるやろ?  
 それが、言っていい時だけ面白いこと言えるようになるねん。」
子「じゃあ、面白くなくならん?」
私「うん、ならん。今、言ったらあかんってわかってても言ってしまうやろ。
 それが言わんでいいようになるだけで、面白いままやで。」
子「そうか…」

大人が説明する時に、「いい子になれる、大人しくできる、静かにできる」など、
大人の目線からはいい子なんだけど、こどもの目線だと、その言葉は、「つまらないヤツ」になるんですよね。
この年齢のこども達にとっては、面白いっていうのは、人気者の必須条件なんでしょうね。
人を笑わせることが楽しい、
もしかしたら、笑わせることで、クラスでの自分の居場所を保っているのかもしれない。
そう思うと何だかとても健気で、何とか力になりたいと思う。
集団で最低限必要な社会性を教えて、その中で残った彼らのキャラクターを大事にし、
大人になっても、社会の中で笑いながら生活できるような支援を続けていきたたいと思います。

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