FC2ブログ

2012-02-01

働く力をつける

先日、NPO法人ジョブコーチ・ネットワークにで働かれているお母様の講演を聴いてきました。
ご自身にも発達障害があるお子様1人を含む、3人のお子様がいらっしゃいます。
お仕事をしながらも、3人のお子様を育てられてきた経験から、発達障害があるこどもが大人になるまでに、
就労するまでに身につけておきたいこととして、お話しをされました。

さて、この講演の中で、私が共感したトピックスをいくつか紹介したいと思います。
①子育ての連続線上に就労はある
 講演者は、お子様が20歳をすぎた今でも、毎日15分程度の教える時間をとられているそうです。
この毎日の積み重ねが、どんな就労トレーニングよりも大きいということですよね。
そして、発達障害の有無に関わらず、子育に共通することだと思います。
つまり、こども達が大人になって自分で生活できる力をつけることですよね
(働くことは、大人の生活の相当な時間を占めます)。
働くために必要な力とは、学歴や資格ではないのです。多くの企業が採用時に求める人の姿とは、
どんなものでしょうか。障害がある人の雇用だけでなく、一般の人の就職についても、
コミュニケーションや協調性・多少しんどい業務でもやり続けられる(すぐに辞めない)忍耐強さ・
一般常識をや社以内のルールを守れる・日常生活を安定して過ごせる、こういった人物ではないでしょうか。
これを備えた上での学歴や資格ですよね。でも、こういう力は1カ月やそこらで身につくものではなく、
何年もかけて身につけていくものですから、こども達が幼いうちから、その発達に応じて教えて
いかなければなりませんよね。
それは、とても手間のかかることですが、それが保護者の方々の役割だと思います。

②「はたらく大人」を目指すわけ=「生きていく力」を育てる
 この項目では、社会は変わるものという前提に、今ある法律、制度、価値観、診断基準は、社会情勢によって
変化するものと言われています。つまり、今ある恩恵が続くとは限らないということです。
今の国の情勢を見ていれば、皆さんにも実感がわくことではないかと思います。
でも、こども達自身が「生きていく力」を身につけていれば、それらに翻弄されることなく、
自分の人生を楽しむことができます。
もちろん、どうしてもこども自身だけではどうにもならないこともあると思いますが、
それは、最大限の努力をした結果でしょうか。
最大限の努力とは、こどもが大人になるために必要な力をつけられるよう、周りの大人が育てることですよね。
もちろん一番頑張るべき大人は、保護者の皆様です。私たちも、お手伝いすることはできます。
でも、それらを主にするのは、やはり、こどもを生み育てることを選んだ保護者の皆様です。

③はたらく大人の条件
 この項目で挙げられていた条件は、殆どがコミュニケーションやソーシャルスキルについてでした。
その中でも大事だなと思ったのは、人から教わることができるということと、周りからの指示や要求に
従うということでした。
前者に関して言えば、こども達と一番長く過ごしていて、何も言わなくても分かり合える人以外からの教えを
聴きいれられるということだと思います。簡単に言うと、何でもわかっている保護者の方々以外から学ぶ練習を
しましょうということです。その格好の場は、学校ですよね。
学校は、先生や同級生から教えられる機会がたくさんあり、また、昨今のように毎年クラス替えがある場合は、
自分に不慣れな人と関わらなければならない機会が数多くできます。
そこで、保護者の方が教室に入って本人に通訳をしたり、また、直接教えることをしてしまえば、手っ取り早いし
効率もいいと思います。こどもにとっても快適でしょう。
でも、それでは、大人になってからもずっと、それを続けなければなりません。ここで必要なのは、自分にとって
わかりにくかったり、多少の不快があっても、その関わられ方に耐えられるということではないでしょうか。
そして、どこがわかりにくいか、あるいは、どういう関わられ方だと分かり易いのか、
自分自身で伝えられるようになることが目指すところですね。
また、後者に関しては、簡単に言えば、我慢ができるということです。
相手の指示や要求は、自分にとってはやりたくないことや面倒くさいことも少なくありません。
特に仕事であれば、その機会も多くなると思います。当たり前です。お金をもらうのですから。
何でも自分の好きなことだけをやってお給料がもらえることもあるかもしれませんが、それは、とても稀で、
多くの人は、楽しいこともあるけど、辛く厳しい、面倒くさいこともこなしています。
そもそも、仕事にやりがいを感じるのは、辛く厳しく、面倒臭いことを乗り越えた自分にではないでしょうか。

やななきゃいけないことはたくさんありますが、こども達が大人になるまでにも相当の時間があります。
日々小さなことからでいいので、少しずつ積み重ねていけば、それは大きな力となり、
それがこども達にとって、最も素晴らしい財産だと思います。


コメント ( 0 )件 | この記事のリンク

  • :    :
    :


  • 管理人だけにコメントを見せる

 |  キッズパワーブログトップへ   | 


この人とブロともになる