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2011-10-25

春からの進路

この時期は、来春からの進路を相談されることが多くなります。
療育園に通っている子ども達が地域の幼稚園や保育園にかわってみようかとか、
小学校入学なんだけど、通常学級か、特別支援学級か、特別支援学校かとか。
こども達にとっては大きな変化がやってくるのですが、
それを決める保護者の方々にとっても、気をもむ時期です。

私が、この選択を考えるときにお話するのは、今、やっていけるかどうかではなくて、
今の発達で学びが多いところがどこなのか、そういう視点で考えるということです。
学校は、失敗していいところなのです。
発達障害がある子ども達だけでなく、みんな、多かれ少なかれ失敗しながら学びます。
こどもの頃を思い出してもらえばわかると思いますが、テストは、いつも100点だったでしょうか。
通知表は、いつも満点だったでしょうか。
学校や幼稚園等の集団は、大人になるまでに必要な知識やスキルを学ぶところで、
新しいことを学ぶのに失敗はつきものなのです。

さて、ここで問題となってくるのが、子ども達に何を学ばせたいのかですよね。
この答えは、1つではありません。
保護者の子育ての考え方に大きく依存するところだと思いますが、私たちが最も大事にしているのは、社会性です。
大人になった時に社会集団で生活できるための社会性が、いかに学べる環境かを最も重要視します。
手厚い環境は、時として、それを妨げることがあります。
何のための手厚い環境なのかによって、そのこどもにとって必要な手厚さによって、変わります。
社会集団で生きていくために必要なスキルで最も大事なのは、周りの環境や人に自分が合わせる力だと思います。
その前提には、人や人の集団が好きであることがあります。
この力が、今どれぐらいあって、入ろうと思っている環境でどれぐらい求められるか、
ちょっと背伸びさせるぐらいが理想です。
家庭を含めた個人で教えることを前提にですが、学習内容でわからないことが少々あってもかまいません。
ただし、学習も含め学校生活全体の中でわからない、できないことが半分以上あるときは、要注意だと思います。
私たちだって、半分もわからない環境で生活するのはしんどいですからね。
あと、わかる・できるといっても、常に100%を超える力で頑張らないとやっていけない場合も、考えたほうがいいです。
私たちだって、毎日、100%を越える力で走り続けるなんてできないですよね。壊れます。

昨今は、就学先等について保護者の意見がほぼ通ります。
ただし、それは、その責任を保護者がきちんと持つということです。
就学先が決まってしまえさえすれば、あとは学校や幼稚園だけが何とかするのではなく、
その選択をこどもに課した保護者には、その選択でこども達がうまくいくように努力する義務があります。
選択する自由には、必ず、それに責任をもつという義務があります。
集団生活は、集団での学びだけでどうにかなるものではありません。
個別でできないことは、当然、集団でもできませんから、まずは、個別で練習しておくことです。
学校や幼稚園と保護者が、こども達を一緒に支えていくよう歩み寄れれば、
こども達は、思わぬ力を発揮しれくれます。
そんなこども達が大人になって社会を支えれば、私たちの老後も安泰です(笑)。


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  • 名前:   投稿日時 : 2011.11.10 【】
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