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2011-08-08

進行方向にむかって右

電車に乗っていて聞こえてきた父子の会話。
父「進行方向に向かって右側の(ドアが)開くから。」
子「どっちの?」
父「だから、右側。こっちの手(こどもの右手を触って)は、右?左?」
子「右」
父「そうやろ、だから、進行方向に向かって右はどっち?」
子「どっち・・・右手?」
父「右手がある側が右やろ。」
子「・・・どっちのドア?」
父「・・・」

こどもが左右どちらのドアから降りるかを父に聞き、それに父が応えている場面です。
父子は、在来線車輌の横並びに座るシートに座っています。
私は、その向かいのシートに座って、その様子を見ていました。
お父さんは、車輌の進行方向に向いた時に、右手側にくるドアを何度も説明しているのですが、
こどもは、それが理解できないでいます。
お父さんは、左右がわからないのかといわんばかりに、何度も左右の確認をしています。
ところが、こどもは、自分の右手左手は応えられます。左右はわかっているのです。
わからなかったのは、「進行方向に向かって」の部分です。
この車輌は横並びのシートなので、座っていると、体は車輌に対して横向きになるので、
こどもの体の左右は、車輌の前後にあたります。
そういう体勢であっても、お父さんは、頭の中で自分の体の向きを変えて、
車輌の前に自分の体の正面を向けたならば(進行方向に向かって)、
自分の左右の手が、どちらのドアにあたるかが想像できます。
でも、こどものほうは、そこがピンと来ないので、いつまでたっても自分の右手は車輌の前方、
つまり、ドアがない位置にあることになります。
こどもを一度立たして、手の位置も変わるように、車輌の前方を体ごと向かせて
(頭だけ前を向くのではなく)
「進行方向に向かって」という体制をつくってから左右を確認させれば、すぐに分かったと思います。

こども達は、自分の体を感覚器として情報をとり、いろいろな認知を高めていきます。

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