FC2ブログ

2010-12-04

美しい職場

今日は、従業員の8割が、障害がある人たちであるという企業を見学させていただきました。
『株式会社障がい者つくし更生会』さんです。http://www.csf.ne.jp/~tukusi-2/
特例子会社でも何でもない、一般企業です。
そして、とてもデキル企業です。
デキル組織に共通して言えることは、現場が美しい。
少し前のブログで学校の教室の美しさを書きましたが、ここも、本当に美しい職場です。
建物が新しいとか、最新の設備が整っているとか、そういう意味ではなく、
塵ひとつ落ちていない、清掃と生理整頓が行き届いた職場なのです。

そのデキル中身とは、まず、企業の運転資金が、助成金等に頼らず純粋な収益で成り立っている。
次に、従業員が皆、納税者である。
そして、各セクションのリーダーは、障害がある人たちの方が多い、
つまり、雇用されている人のうち障害がある人たちの占める割合と同じ割合で、
リーダーにも起用されているということです。
さらに、この業界においてモデルになるほど質の高い仕事をしていることです。
例えば、工場の建設に必要な費用、業者が提示してきた額を創意工夫により3分の1まで減らしたとか、
ゴミの埋立地の寿命を、ゴミ処理方法を丁寧にすることで倍に伸ばしたとか、
仕事の質がとても高いのです。
同業者の見学に行ったときに(自分たちの仕事の質の高さを実感できるように、あえて、従業員も連れていかれるようです)、
「うちのやっていることの方がレベル高いですよね。」
「うちの真似すればいいのに。」
従業員が、そういったことを言ってしまうぐらい、いい仕事をしているのです。

もしかしたら、1人1人の力は、それほど大きくないかもしれません。
だけど、その力が最大限に発揮され、チームとしては大きな力が備わるとしたならば、
誰にも負けないナンバーワンの仕事ができるのでしょう。
どうすれば、そんなチームができるのか。
いろいろなセクションを見学しているときに、案内してくれていた那波専務が言います。
「この人は聴覚、この人は精神、それからこの人は知的…」
もちろん、本人にも十分に聞こえる距離です。
ほとんど面識のない来客の私に、まるで何年目の社員ですと紹介するかのように、
さらっと障害について言ってしまうのです。
少々驚きながらも、わかったことがあります。
この職場では、何らかの障害があることさえ当たり前の個性になるほど、
その障害ゆえにある課題を解決しているのだと。
それを証拠に、障害がある人たちも、ない人たちも、同じようにリーダーとなり、
その業界でナンバーワンになれるほど質の高いサービスを続けているのです。
だから、ある日、その障害は、ひとつの個性として堂々と語れるのでしょう。

毎日、大変なことだらけだと言いながら、あえて向上していくことへ挑戦し続ける、
そうでなければ企業は存続できないという先見の目を光らせながらも、
笑顔で従業員と軽口をたたける職場は、非常に魅力だと思いました。
私たちも、見習うべき、取り入れるべきところがたくさんある、企業訪問でした。

コメント ( 0 )件 | この記事のリンク

  • :    :
    :


  • 管理人だけにコメントを見せる

 |  キッズパワーブログトップへ   | 


この人とブロともになる