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2010-11-01

いろいろな独り言

先週末は、大阪市にある親の会の皆さんに講演会をさせていただきました。
その時の質問に、「独り言をどうすれば止められるか?」というものがありました。
何か困ったことが起こったときに、まず、考えていただきたいことは、
こども達が、どうして、それをしているのかなんですね。
今回の質問の場合は、「なぜ(何のために)独り言を言うのか?」です。

お母さん「独り言をいつも言っていて、無視してても止まらないんです。」
私「お母さんが無視した時、同じことをしつこく言い続けてきますか?」
お母さん「いいえ。」

ということは、この独り言は、完全に独り言です。
もし、上記の私の質問に対して、話している言葉はCMのフレーズや意味不明な単語の羅列だったとしても、
また、お母さんの方を見ずにしゃべっていたとしても、
お母さんが返事をしないと、返事するまで(何度も)同じフレーズを言ってくるとしたら、
お母さんに何らかの反応を求めているので、独り言ではありません。
こども自身は何らかのコミュニケーションを取ろうとしているけど、
そのとり方が適当ではないので、コミュニケーションが上手くいかないだけです。
こういう場合は、コミュニケーションの練習を行います。
今回のお母さんのお話のように、無視してても平然と独り言を続けている場合、
これは、このお子さんにとって遊びの1つになっています。
発声した時に口周辺の感覚とか、自分の音声の感覚とか、フレーズそのものとか、
いろんな場合の刺激を楽しんでいます。
私達でも、音楽が好きな人は、ふと歌を口ずさんだりするのと同じです。
ただ、この場面で歌ったらマズイよ~とか(社会性の問題)、
それしか遊び(活動)がないとか(発達を促し難いことや友達と遊び難いことの問題)、
そういった理由で、全面的に独り言さんは、何とかしたいところです。
この場合は、独り言に変わる遊び(活動)を教えます。
独り言の時に得られる感覚と似た感覚が得られる遊び(活動)を考える、
独り言で得られる感覚を取り入れた遊び(活動)を考える、
また、全く異なる感覚でも、こどもの発達に合った感覚を取り入れればOKです。
このように遊びのレパートリーを広げていくことを行います。
ただ、全面的に止めようとすると、お互いにフラストレーションが高くなりますので
(こどもは好きなことを止められるから、お母さんは完全に止め切れないから)、
時間帯や場所を決めて、その時は独り言もOKにして、少しずつ変化させていくほうがいいと思います。

大人にとっての問題は、こどもにとって発達上の課題であるだけで、
よ~く観察していくと、いろいろな解決の糸口が観えてきます。



コメント ( 2 )件 | この記事のリンク

  • 名前:Mマミー   投稿日時 : 2010.11.09 【URL】
  • 先日は講演会&後のランチもありがとうございました(*^o^*)
    あれからも近所のディスタッフのFさんに「江口さんのムコになれ~~!」
    と日々洗脳中のワタクシです(;´▽`A``

    本当に止めて欲しい事は沢山ありますが、すぐに止められる特効薬は
    ありませんよね(;_; ))(( ;_;)
    嫌なこだわりは、アッという間に見につくのに。。。

    昨日は学校帰りに校区外まで寄り道して、先生に見つかり強制連行されて
    おりました。 日々戦いです。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2010.11.11 【URL】
  • Mマミーさん、いつもコメント&講演会のご参加、ありがとうございます。
    子ども達の成長ぶりと、相変わらず元気に過ごしているお母さん達の話は、
    いつも楽しみにしております。

    発達に、覚めない魔法やずっと続く特効薬はありません。
    しか~し、地道に積み上げた物は、大人になった時に必ず効果を見せますので!
    Kid's Power10周年記念パーティーでも笑って会えますように、
    ジャニーズに癒されながら、日々の戦いに負けないで下さいね。
  • :    :
    :


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