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2010-10-12

発達の力

先週末は、神戸の親和女子大学で行動分析学会がありました。
私は仕事の都合で、自分がでるシンポジウムにしか参加できなかったのですが、
何人かの友人と再会でき、とても楽しい学会でした。
数年前に一緒に仕事をしていた院生さん達が、教育センターや大学で活躍していたり、
関東で起業をすることをお話にきてくれた若者が学会で発表していたり、
同じ目線で話ができる小学校の先生と再会したり、盛りだくさんの学会でした。

さて、その中で小学校の先生達一味と(学会で質問しまくっているうちに、学会のお偉方に、そう呼ばれていたようです…)、
夕食を兼ねてお話をしていました。
深夜のマックに席を移し、6時間は話していたように思います…。
その先生達は、小学校の特別支援学級と通常学級で教えている先生が混じっています。
もちろん、とっても忙しいのですが、自分達の教育を行動レベルできちんと分析して、
評価、修正、再計画という一連の流れをデータを基に(思い込みではなく)行っています。
私がコメントすることもなく、とても素晴らしい取り組みをされているのです。

その話の中ででてきたことですが、発達障害があるこども達のために始めた取り組みの1つが、
定型の発達のこども達にもとても有効だったという話です。
発達障害があるこども達に分かりやすいことは、定型発達のこども達にもわかりやすいということを、
実践されている話なのです。
そして、少し違うところは、定型発達のこども達の方が、自ら手助けを外していくということです。
例えば、トークンシステムは、私達でも日常のいろんな場面で使っていますが(ポイントカードとか)、
発達障害があるこども達だけでなく、定型の発達のこども達にもターゲット行動を増やすために効果があります
(マラソンの時期に、グラウンドを走った週数分グラフを塗り潰すとか)。
ただ、定型発達のこども達は、それを自ら外し、それがなくてもできると言えるように(するように)なりやすいのです。
それは、その行動そのものの楽しさや、その行動を行うことで得られる客観的な評価の理解や、
それを行っている自分を客観視して肯定的に自分で自分を理解することが上手だからではないかと思います。
こういう力が社会性の発達であり、それに必要な個々のスキルの発達を促していくことが療育だと思っています。
同年代よりゆっくりかもしれませんが、発達障害があるこども達にも身につく力であり、
皆さんにも、ぜひ、考えていただきたいことだと思います。

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  • 名前:   投稿日時 : 2010.10.14 【】
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