FC2ブログ

2009-06-15

ウルトラCなアイコンタクト

ワンダくんは、去年から訪問させていただいている年長さんの男の子、
カードを見れば、名詞や動詞、数百種類の単語は言えるのに、それが人とのやり取りにつながってきません。
だから、セラピストが持っているおもちゃを欲しいと思えば、手を伸ばしてガツッと取ってしまいます。
そんな時のワンダくんの目は、おもちゃにまっしぐら。
そのおもちゃを持っているセラピストは、目に入っていません。
そこで、まず行うことは、おもちゃの背後には、そのおもちゃを持っている人がいることに気づかせることです。
いつもお話しているアイコンタクトの練習ですね。
セラピストは、ワンダ君が好きそうなおもちゃを用意して、手にもっておきます。
それが目についたワンダ君は、すかさず手を伸ばしてきます。
そして、そのおもちゃを取ろうとワンダ君の手に力が入る時、
同時にセラピストも手に力を入れて取られないようにします。
やり始めの頃のワンダ君は、何度も力づくで取ろうとおもちゃを引っ張り、
しばらく引っ張って取れないと、「ちょうだい!」等の知っている言葉を大きな声で叫びながら、
それでも、セラピストを見上げることがなかなかできず、おもちゃを見続けておりました。
新人セラピストさん(新人でなくてもなんですが・・・)にとっては厳しい日々が続きます。
それでもめげずに、手を変え品を変え続けていき、半年が過ぎた頃からでしょうか、
最初は思わず手が伸びて取ろうとするのですが、数秒後には、セラピストを見上げるようになってきました。
だんだん気づいてきました。何を求められているのか。
さらに最近は、はじめからセラピストを見上げて言葉を発することが半分くらい。
それと比例して、おもちゃに手が伸びることも半分くらいに減りました
(視線がおもちゃではなく、セラピストの顔に向いているので、視線と連動して動く手もおもちゃに伸びにくいのです)。
それから、言葉にも変化があります。
今までは、何でも「ちょうだい!」と声を荒げていたのですが、
セラピストが「ゴシゴシ」と、言いながら遊んでいれば、
その言葉を拾って、「ゴシゴシ」という言葉を使って、要求をしてきます。

アイコンタクトができるということは、物や活動よりも、人に注意が向き始めてきたということです。
人に注意が向き始めると、その人の言動に気づき真似ることが増えてきます。
これが、子どもの発達において、最も気にかけなければならない社会性の基本です。

コメント ( 0 )件 | この記事のリンク

  • :    :
    :


  • 管理人だけにコメントを見せる

 |  キッズパワーブログトップへ   | 


この人とブロともになる