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2009-05-16

ちっちゃなこども園にじいろ

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給食の準備中。
私もいただきましたが、色彩豊かで美味しく、お椀、お茶碗、鉢が2つ、どれもセトモノの食器です。

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園庭です。風が吹き、水が流れ、子ども達は草花と一緒に土にまみれて遊びます。

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ちょっとわかりにくいのですが、にじいろの天井です!
この部屋は畳になっていて、ゴロリと寝ころぶとにじいろの天井が!

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事務室もステキなんです~

保育園の見学に行ってきました。
以前から神戸市内で保育園を運営されているのですが、
この度、新しく園舎を造られたので遊びにいってきたのですが、それはそれはステキな園舎でした。
写真を見ると、何だか今時流行りのインテリア、家具やおもちゃのほとんどは木製、
体に優しい季節の作物で作られた給食、フェアトレードで購入した小物たち・・・
まるで雑誌に出てくるステキなママの子育て生活のようですが、
それは、あくまでオマケであって、園の本質を謳うものではありません。
ただ、流行の見てくれを揃えればいいってものではなく、
保育そのものがステキであるとき、はじめて活きてくる小物たちです。

さて、こちらの園では、10数人の子どもたちが数人のスタッフと一緒に過ごします。
どの年齢の子どもも同じスケジュールで活動し、
その活動は、幼児期の子どもの本来の生活時間を繰り返していきます。
庭で遊び、園舎で遊び、お昼ご飯を食べて、お昼寝して、おやつをたべたらお散歩、
この単調な時間を子どもたちは過ごします。
時には、お絵かきやオイリュトミー(運動芸術)の時間があるけど、基本は、毎日決まった時間を過ごします。
幼児期の子どもにとって最も大事な基本的な生活リズムを体で覚えていきます。
活動、睡眠、食事、排泄、これらのリズムは、まだ幼児期にはできておらず、
また、大人と違って、先を予測して理性で行動をコントロールする力が弱いため、
ちょっとした興奮材料があるとすぐに乱れて、生活リズムを作り上げることができません。
ここができていないと、がっつり学習が始まる小学校生活はとても困難です。
私たちで言えば、深夜残業や早朝の業務がランダムに起こって生活が不規則になっている状態で、
資格試験の勉強しなきゃいけないって感じでしょうか。

遊びに関しても同じことが言えます。
この園で、行事やサプライズ的な活動が少ないのは(最近の園の多くは、これで子どもを集めていますが・・・)、
実は、自分たちで考えて行動できる大人になることにつながります。
行事やサプライズは、とても子どもたちが興奮します。
でも、それはあくまで与えられた興奮です。
ここで子どもたちが学ぶのは、楽しいこと(興奮すること)は与えてもらえるもの、
楽しいことがないのは、与えてくれない親が悪い、先生が悪い、社会が悪い、となります。
でも、行事やサプライズが少ないと、子どもたちは、同じ活動や物を繰り返し、
その結果、その活動や物を吟味でき、ちょっとした変化を発見し物事の概念を深め、
それらをアレンジしていくことで、子ども自身で新たなものを生み出していきます。
つまり、社会で求められている自分で考えて行動する力ですね。
これらは与えられたものではなく、自分で生み出したものなので、
子どもたちは学ぶ(遊ぶ)楽しさと同時に、それは自分でつかんでいくものであることを学びます。

それから、もう1つこの時期に学んでおいてほしいことがあります。
それは、集団で活動するということ。
さて、ここで考えてほしいのですが、幼児期の子どもたちが把握できる集団のサイズはどれぐらいでしょう。
何か会合があったとして、私たち大人でも、10人超えると全体の動きは見えにくくなりますよね。
10人で、1つのテーマでおしゃべりすることを想像してみてください。
そう考えると、幼児期の子どもにとってどうでしょうか。
20人に先生1人のクラスなんて、大人で言えば100人のパーティに出席しているようなもんで、
そうなると、親しい数人(気のあう人たちだけで)、あるいは、1人で過ごすこととなり、
本来の目的である自分とは異なる考えを持つ人たちと同じテーマに沿って動くことには全くならず、
いつもの身近な人と自分たちの好きなように過ごすだけになるのです。
リーダーがいて、子どもたちがお互いに意識しあえるサイズの集団でこそ、
色んな人達と、リーダーの指示のもと(同じテーマで)一緒に行動することが学べるのだと思います。

保育園、幼稚園、学校と、子どもの集団生活の場を選ぶことは、なかなか難しいことですが、
まずは、お父さん・お母さんが、子どもにどんなことを学んでほしいのかをしっかり考えて、
それに近づける保育をしているのはどこなのか、保育の中身をしっかり見て考えていけるといいですね。

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