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2009-01-20

Vくんのごっこ遊び

半年ぐらい前からでしょうか。家族ごっこというのを遊びに取り入れています。
やり始めは、それはそれはとてつもない大根役者で、
これまでの記憶をたどって正確にごっこ遊びを演じようとしていました。
正解が曖昧な(というよりかは、ない)ごっこ遊び、かなり緊張していたのでしょう、表情はカチカチでした。
例えば、最初に行ったごっこ遊びのときの車の位置を覚えていて、
相手役のお母さんが違う場所で車に乗るフリして待っているのに、
自分は、これまで行っていた時と同じ位置から車に乗ろうとします。
結果、二人は一緒の車に乗っているはずなのに、違う方向を向いています。
また、新しい場面の出来事は、ことごとくお母さんするとおりに真似てきます。
食事の場面、お母さんが食べた物と同じ物を食べ続けます。
お母さんがフェイントでもかけようもんなら、慌てて、それに合わせようとしてきます。
それから、こういうお子さんの場合は、適当に選ぶことがとても難しい。

母「何の役にする?」
Vくん「え~っと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パパ」

悩んだ挙句決めきれずに、前回と同じ役を言ってきます。
何でもいいんだけど、何でもいいということは判断基準(正解)がないから決められないんですね。
Vくんにとって、役柄だとことが大きすぎて(ただの遊びなんですが・・・)難しそうなので、
ごっこ遊びの食事場面で、飲み物を何にするかから決める練習をしましょう。

母「何、飲む?」
Vくん「え~っと・・・・・・・・・オレンジジュース」

おぉ~時間をかかったけどオリジナルコメントだ!
こんなに小さな積み重ねから始めて、
前回のビデオでは、なんとなんと1人3役をこなしているではないですか!
もちろん小さな「ん???」はあるものの、初めての役をも自分なりに知っている姿でフリをしています。
さっきまで演じていた役の言動を、別の役になったときに知らないフリまでできています。

発達検査をすれば、余裕で100超えてしまうくん、でも日常はかなり大変。
あまりにも素晴らしい記憶力のせいで、日常の些細なことまで覚え、全ての事柄に正解基準を作ってしまい、
それがない場面で適当にやり通すとか、正解も不正解もない場面で自分の好みで選ぶとか、
私たちが当たり前のように適当にできることが、難しい。
私たちの日常生活は、とても曖昧で、適当で、理由なき変化がいっぱいです。
自分にも、他人にも、人以外の環境にも、全ての事柄に不変のルールを作っていくと日常はとても難しい。
だから、Vくんにも少しルーズになってもらおうと頑張ってもらっています。生きていきやすくなるように。

コメント ( 2 )件 | この記事のリンク

  • 名前:Vママ   投稿日時 : 2009.01.21 【URL】
  • Vのしんどさが分かるようになってから、初めて、世の中にあふれる“曖昧さ”に気付きました。
    大部分の人は、その曖昧さの波に自然に乗って生きてるんですねぇ。
    その波に、いちいちつまづいて、もがいているVにため息がもれる時も多々ありますが、小さな波から練習を重ね、将来、一人でその波にもまれながら暮らしていける様に、一緒に頑張りたいと思います。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2009.01.23 【URL】
  • Vママさん、曖昧さの波って、いい表現ですね~
    でもVくん、ずいぶん、その波に乗れるようになってきましたよね。
    プロサーファーにならなくてもいいけど、
    下手ながらも、波に乗ることを楽しめるようになってほしいですね。
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