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2006-09-01

なんの専門家?

私は、この業界に足入れる前、看護師をしておりました。
時々、出稼ぎに学校の就学旅行や一般の旅行に同行しておりました。

ある進学中学校の研修旅行に同行した時のお話。
1人の不登校の男の子がいました。
なんとか親御さんと先生に連れ出されて、彼はやってきました。
当然、道中無言で過ごします。
来るにはきたものの、全てのプログラムに参加せず保健室生活。
トラブルなければ暇な私は、彼とお友達になりました(他にやることないしね・・・笑)。

夜のミーティングで、先生が私に言いました。
「教師である僕らが話しかけても話さないのに、なんで、初対面の江口さんとは話をしたのか?」

さてさて、答えはなんでしょう。

「先生(専門家)じゃないからだと思います。」

専門家というものは、ある意味、怖いものがあります。
一般の人ではないという意味だからです。
私達が向き合う相手は、専門家ではない通常の社会で生活している方々なのです。
で、彼らが求めているのは、専門家になることではなく、いつもの社会でいつもの生活をすることなのです。
そこに照準を当てることが専門家としてとても大事なのですが、
いかんせん、通常の社会で生活していない方がとても多いので、
忘れてしまうのでしょうね。

私が彼に行ったこと、それは、たわいもない話。
ヘッドホンつけて音楽に浸っている彼に、
「なんの曲聴いてるん?」
って、聞いただけなのです。

心開いてない相手に、
「なんで学校こないんだ?」
そんな、核心をつく問いかけいきなりされてもね~

療育の世界にも同じことが言えます。
相手の言語で話せる方が、どれぐらいいるのだろうか・・・

こんなこと、通常の社会で生活していれば、誰でも知っていることなのです。





コメント ( 4 )件 | この記事のリンク

  • 名前:似たもの同士   投稿日時 : 2006.09.04 【URL】
  • 相手の言語で話をできるか・・・・・
    ある程度出来ているかな と思っておりましたが、
    息子(ヒデトラマン)に出来ていない!
    敗因はここにあるのか・・・・・
    ヒデトラマンの言語・・・・・
    今一度、彼の言語(内言語、ジェスチャー等)と
    向き合い、理解していく必要がありますね。

    あ~鬼社長ありがたやーありがたやー
    又、大切な事に気づけました。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2006.09.05 【URL】
  • スタッフでもわかりにくいと評判の例え話、
    気づかれたのは、似たもの同士さんの力だと。
  • 名前:りーり   投稿日時 : 2006.09.05 【URL】
  • 江口さんの隠れファン改め、表ファンのりーりです。

    学生時代、幼稚園の教育実習に行ったときに同じような経験をしました。
    クラスに馴染めていない男の子が一人いました。
    お友達はもちろん先生にも笑顔を見せなかったのですが、
    たった一日で私には可愛い笑顔を見せてくれました。

    特別なことは何もした覚えがなく、自分でも不思議でしたが
    彼も先生ではない人を待っていたのかもしれませんね・・・。

    あの頃の私には言葉の壁がなかったのかも・・・。
    今は理解しようとするより、理解させようとする方が多い気がします。
    反省です・・・。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2006.09.06 【URL】
  • 当事者になると見えにくくなることがありますよね。
    私も気をつけようと思います・・・
  • :    :
    :


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