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2008-04-21

世にも不思議な学校の話

今日の勉強会で聞いたお話。
参加者Aさんのお子さんは、この4月から小学校に通い始めました。
特別支援学級に在籍しながら、通常学級でも授業を受けています。
朝、Aさんのお子さんは、登校班で通学しています(1年生から6年生まで一緒です)。
最初は、お母さんがA君と一緒に手をつないで登校班について行っていたのですが、
お母さんは、A君を上級生に任せて列の後ろから着いていき始めました。
A君は上級生と手をつないで、歩くのが遅いこともありますが、上級生の「走って」という言葉で取り戻し、
うまく集団登校できそうだったので、お母さんが登校班に任せようと思っていたところ・・・噂を聞いたそうです。
同じ特別支援に在籍で歩くのがゆっくりの子が、同じ登校班の子から文句を言われたそうです。
その子のせいで、他の班より遅くなると。
で、その話を、特別支援学級の先生が聞きつけて、歩くのがゆっくりな子のお母さんに言ったそうです。
「なぜ、お母さんがついていっているのに(その子と)手をつないで歩かないのか。」
その女の子のお母さんも、少し離れて歩いて様子を見て、
Aさんと同じように、大丈夫そうだったら(お母さんは)登校班からは外れようと考えていたそうです。
Aさんは思われたそうです。
「学校でアイマスクや車椅子体験をさせて、障害がある人の配慮を考えさせるぐらいなら、
なんで、先生は、この登校班での出来事がうまく解決できるように、子ども達に考えさせないんだろう・・・」
私も、そう思います。
子どもたちが生活している場で起こっていることについて考えさせることこそ、
本当に使える、生きた社会学習なのではないでしょうか。
またまだ社会人として幼い子ども達は、集団形成していくうえでのいろいろな問題を抱えていて、
そういったことを子ども達の中で解決していく力をつけてあげるための学校だと思うのです。
(今回は、たまたま障害がある児童に関した問題でしたが子ども達が学校社会を形成していくうえで、
いろいろな社会問題が起こっているはずなんです)、
人に触れ合う、自然に触れ合う、地域に触れ合う・・・
それは、施設で全く知らない人と触れあう事ではなく、田舎に行って農業体験することではなく、
その地域にいる人、ある物との関係を考えるということのはず。
体感できない遠くのことで知識だけつめこむのではなく、
まず、自分の足元を見つめなおすことができないのでしょうか。
それぞれが、もっと身近な関係を大切にしていけば、世の中、もっと暮らしやすくなっていくはず。
特別な教材を用意しないとできない教育は、教える側のスキル不足としか言いようがない。
教える側に工夫する、考える、知恵がないのに、子どもたちがそういった知恵を培うわけがない。
そうやって育った子どもたちは、言われたままにしか動けない、考える術のない大人になっていく。
自分ができないことは、何でも周りに教材がなかったせいにする。
あ、そうそう、そういった特別教材が大好きな先生は、往々にして、教材を準備した時点で満足してしまう。
療育の世界でも結構います。
きれ~いにパウチした大量のカードを作って教えた気になる。
子どもが、そのカードを活用していようがいまいが関係ないらしい。

コメント ( 7 )件 | この記事のリンク

  • 名前:Aの母   投稿日時 : 2008.04.22 【URL】
  • 先日は勉強会にてご指導頂き、どうもありがとうございました。
    江口さんのおっしゃる通りだと思います。
    ほんとにこの一件は、かなりショックな出来事でしたv-390
    雨の日はかなり遅れがちになるので、私がまだ一緒に行かないと
    だめだろうなと思うものの、晴れの日は行けるかも!と思った
    矢先のことだったので、、、
    その女の子の登校班からは、親からもそういう意見があると
    間接的に耳にしたそうですv-406
    その子のお母さんのくやしさはいかばかりだったかと思います。
    今しばらく様子を見つつ、登下校の付き添いを続けてみますv-462


  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2008.04.22 【URL】
  • Aの母さん、貴重なお話をありがとうございました。
    世の中おかしなことが本当にたくさんあります。
    だからと言って、ヤケにならずに、できることから続けていっているAさんは、
    とても素敵です。
  • 名前:   投稿日時 : 2008.04.25 【URL】
  • Aの母さんがんばった下さい。
    毎日、妻が登下校に付添い今年で5年生になりました。
    普段は弟(3年生)に手をつなぐ様に言っているが、同級生徒と
    遊んでしまい、ほったらかしに・・・
    そんな時は上級生の女の子が自然に手をつないでいます。
    そろそろ付添いを止めたいのですが、急に走出しだしたりもするので
    学校と協議中です。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2008.04.25 【URL】
  • 文さん、こんにちは。
    学校や幼稚園・保育園とのお話は、それぞれの学校の事情や個々の先生によって、
    本当に難しいことが多いなと、毎年、この時期に思います。
    今年も、何人かの子ども達が就学したり、就園したり、クラス替えだったりで、
    いい話も、大変な話しも(のほうが多いのですが・・・)あります。
    文さんのお家も、これまで色々がことがあったのだろうなと思います。
    でも、その積み重ねが、今のお子さんの環境を作っていて、
    文さんところの学校の記事について、今でも時々、訪問先でコメントを聞きます。
    「いいですね~」と言われることばかりですが、
    「はじめっから良かったわけではなく、いいことばかりなのではなく、
     親御さんも随分努力されて、お互い譲り合うこともあってできたのだと思います。」
    と、付け加えています。
  • 名前:Aの母   投稿日時 : 2008.04.29 【URL】
  • 文さん、ありがとうございます。
    登下校の付き添い、奥様も頑張ってらっしゃるように、
    私も頑張りますe-271
    江口さん、ヤケになりそうな時もありますが、
    目の前のことからコツコツやっていきますv-398


  • 名前:なつまま   投稿日時 : 2008.04.29 【URL】
  • 久しぶりに投稿させていただきます_(._.)_
    娘も小2になり、元気に集団登校で通っています。

    集団登校のトラブルは、発達障害があってもなくても、
    色々あるなあと思います。
    「毎朝10分も集合に遅れる子がいる」
    「1年生の歩く速さに合わせず、列が異常に長く、
    集団ではなくなっている」
    「低学年が騒ぎすぎて、高学年の言うことをきかない」
    などなど、色んなことがあるようです。

    わが家は学校にとても近く、集団登校時間も短いのですが、登校班の子の家のポストにお手紙を入れました。
    子どもの特徴や、お願いします、という気持ちを。

    登校時間が遅くなることをとても嫌がる子がいることも
    事実です。
    早く着いて遊びたい、ゆっくり準備したいなど。
    そんな想いを分かっていること
    (これが重要だと思います)、
    親とではなく、子どもたちと登校することに
    大きな意味があること(熱すぎないように)、
    早く歩けるように練習していること(ウソでも)
    などお手紙を渡すことで、気持ちを汲んでくれる
    親もいるように思います。

    やれることをやって、それでもブーブーいう声は、
    気にしない・・・ようにしなきゃ、
    こっちの体と心がもちません(^_^;)タフにいきましょ



  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2008.05.01 【URL】
  • なつママさん、お久しぶりです。
    コメントありがとうございます。

    学校に入ると、子どもと親御さんとの関係だけでなくなるので、
    いろんなことへの対応が複雑になりますね。
    先輩ママさんからの知恵は、本当に助かります。
    発達障害があろうがなかろうが、子を持つ親として、子を想う気持ちは一緒なので、
    先方のお子さんや親御さんの気持ちも理解していくことは大事ですよね。
    結局は、人人とのお付き合いですもんね。
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