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2007-10-22

怒りの炎

スタッフから聞いた話です。
私たちが伺っているお家の親御さんが、精神科医や臨床心理士に言われた言葉です。
「この子は3歳以上の発達は絶対無理」
「この子は噛みくだいて噛みくだいて言わないとわからないから特別支援教室がいい」
多くの専門家と言われる人からは、大抵、的外れなコメントしかかえってこないので腹立つことも減ってきましたが、
「うちの子に何を言うか~!!」と怒りの炎が燃えてくるわけです。
こういう人たちがどれだけ発達障害のことを理解しているのでしょうか?
どれだけ発達障害の学習力を理解しているのでしょうか?
どれだけ学校や特別支援学級の現状を理解しているのでしょうか?
発達障害がある子どもたちをたくさん眺めたことがあるのと、たくさん教えたことがあるのとは全く違うことです。
3歳以上の発達と言った医師は、以前、「この子はしゃべれない」と言ったそうです。
その子は、今、単語を使ってお話をしています。
特別支援教育は、通常学級をまとめていくことが難しい先生がきます(全てではないですが・・・)。
わかりにく~い視覚試練が行われている場所です。
クラスの人数の問題ではなく、教え方のスキルがない先生なわけです。
発達障害がない子どもたちを教えることができないのに、教え方にひと工夫いる子どもたちにどうやったら教えることができるのでしょうか。
そもそも、低学年の小学生は、みんな噛みくだいて言わないとわからないのです。

千歩ぐらい譲って、本当は療育すれば可能性があったり小学校にも色んな選択肢があることを知っているんだけど、
なかなか療育をできる環境が少ないから下手に希望を持たしてはかわいそうと思って言ったとしても、
それでもおかしいと思います。
その子どもと親御さんの人生を決めるのは、医師でも心理士でもないのです。
医師や心理士等々の専門家は、正しい情報をきちんと提供して、
クライアントが適切な選択をできるように手伝うことだと思います。
そういう意味では、難しいけれども色んな選択肢があって、
それによっては子どもの発達が変わってくるこをお話するべきだと思います。

海外旅行に行ったことのない人がテレビや他人の話を聞いて、あたかも知っているかのように話しているのと同じです。
いや、本当に行ったことがある人から話を聞いているなら、まだましかもしれない。
きっと、きちんと子どもを教えたことがない人同士で妄想を語っているのでしょう。

コメント ( 6 )件 | この記事のリンク

  • 名前:かずちゃん   投稿日時 : 2007.10.22 【URL】
  • ブログのタイトルを見てどんな内容かなと思いました。
    読んでうんうんとうなずいてます。
    うちの子供も言われたことがそのまま載ってました。
    ブログを読んですっきりしたと同時に親の気持ちをわかってくれる人がいるんだと勇気づけられます。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2007.10.23 【URL】
  • この業界に足を踏み入れて、教育とか療育という世界には、
    なんと摩訶不思議なことが多いのかと驚かされることがいっぱいでした。
    以前にいた医療という業界にも数多くの不思議があったのですが、
    教育や療育といった業界よりは早い時期から世間様に叩かれてきたので、
    3歩ぐらいは進んでいるように思います。
    皆さんも、「え?それっておかしくない」って思える感性を大事にして下さい。
    その感性がズレると教えていくこともズレていきますので・・・
  • 名前:亀梨   投稿日時 : 2007.10.24 【URL】
  • お久しぶりです!

    確かにこの業界は「摩訶不思議」だらけですね…正直、この業界の「常識」が全く分かりません(笑)

    クライアントの状態を見極める客観的な「目」もなく、問題を改善に向かわせるための方針を立てる「思考力」もなく…。
    そこで行われている学問は、「臨床」心理学ではなく、クライアントと会って、簡単な話を聞いた時の「印象」で何となく物事を決めていく、「印象」心理学やと思います。

    臨床心理学の本を読んでも、問題を改善に向かわせるための方針を立てる「思考力」は身につかないので、最近、「ビジネス本」を読み始めました。
    こっちのほうが、かなり参考になりますよ(笑)
  • 名前:Aの母   投稿日時 : 2007.10.24 【URL】
  • 全くそのとおりで、福祉関係者がよく言っている「この子のすべてを受け入れてー」と何でも受容している方々。問題行動が起こっているのに「この子
    はこういう障害だからー」と笑って見過ごしていたり。
    すべてを受け入れてーって一生に渡り責任もてるのか、親や兄弟のことを考えていっているのか。たとえ障害があっても時には、幼児期に嫌がってもさせないといけないことがあると思います。しかし「今しなくても年齢とともに落ち着きますよ。」と、言われました。それっていつ落ち着くの、落ち着くまでは見過ごすのかい。大きくなっても落ち着かず白ーい目で見られるほうが親も子もつらいんだけど、と腹立たしくなってきます。       私は、医療関係の仕事をしています。接遇や患者、家族のメンタルケアに関してはここ数年で研修や第三者評価委員会などの立ち入りですごく発展してきてると思います。とくに介護場面では需要が高まり、事業所の増加に伴い競い合うようにサービスの向上がアップしています。          しかし、発達障害の業界では競争しなくても療育順番待ちの為、古い常識で過ごしていけ客観的な目や問題改善の思考力がつかないところが多いと思います。
    うちの子が診断を受けたときに、ケースワーカーに「これから何をしていけばいいのでしょうか」と聞くと「それはこれからのお母さんのライフワークとなります」といわれました。(あー、自分で探せって事か?)それなら、すべてを受け入れてーとかいうなよ。とおもいました。
    本当によくわからない業界です。 
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2007.10.27 【URL】
  • 亀梨くん、お久しぶりです。
    さすがは亀梨くん、私達と同じ臭いがすると思っていましたよ。
    「印象」心理学、なかなかいい言葉です。
    しかも、その印象がかなり世間とはかけ離れているのでイタイところです。

    ビジネス本、私も大好きですよ。
    ちょっと前に読んだ「ヤバイ経済学」とか「世界征服は可能か」とか、
    印象でいろんなことが捻じ曲がって捉えられていることが、書かれていますよ。
    療育に必要な思考回路は、こんなところからのほうが拾えます。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2007.10.27 【URL】
  • Aの母さん、エピソードありがとうございます。
    いや~本当によくわからない業界です。
    そして、そういうコメントを疑いもなく笑顔で言ってたりするので、恐ろしいです。
    医療関係に入ったときの衝撃を再びパワーアップして受けるとは思ってもみませんでした。
    世にも不思議な物語です。
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