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2007-09-12

就園・就学にあたって

この時期、来年度からの進路について相談をうける機会が増えます。
どんな集団にしようか?幼稚園?保育園?通園施設?
小学校はどうしようか?養護学校?特別支援学級?通常学級?就学猶予?
正直なところ、発達障害がある子どもにとって適当な環境は難しいなと思っています。
もちろん、個々のレベルで(幼稚園だったらということではなく、ある幼稚園やある先生だと)、
「ここの幼稚園はいいなあ」とか「この先生はばっちしだな」とか思うことはあります。
でも、こういった集団だと発達障害がある子どもも上手く学べるというのは難しいのです。
世の中全体的に、発達障害がある子どもの発達をより促す学びの場を作るという考え方は、
まだまだ始まったばかりなので、個々のレベルで長けていることはあっても組織全体として供給できていることは少ないのです。
あ、擁護してくれるところは、たくさんあると思いますが。
そうそう、最近は、学校や幼稚園・保育園での不具合が新聞なんかにもたくさん出てきていて、
教育や保育組織全体的に問題があるのかもしれませんが、
発達障害がる子どもの教育・保育については、そうでない子どものそれよりも、はるかに不具合だらけなのです。
前置きがなが~くなりましたが、そういうことで、ベストの場所はなかなか探せないと思っています。
でも、ベターな場所を選んで、その範囲でできることを考えていきたいと思います。
そこで、何を基準に選ぶかなんですが、その時の子どもの状態と進路にあたる場所の環境で判断することになります。
子どもの状態は、発達指数や知的指数だけではないですよ。
これらの指数が実年齢相当であっても、たくさん人がいる場所はだめとか、1つの活動が10分も続けられないとか、他害が多かったりすると、
通常学級のような子どもが多くざわざわしていて監視の目が少ない環境よりも、
特別支援学級のような個別の環境のほうが学べます。
逆に少々指数が実年齢と離れていても、周りの子どもの動きをよく見ていて真似るとか、人の指示を受け入れられるとかだと(自分のルールを変えられるとか)、
モデルが多い通常学級のほうが学ぶことが多かったりします。
それから通常学級に通う場合は、その学級の学習についていくことが前提です(学級が個々に合わせてくれるわけではない)。
そう考えて学級の学習内容を見たときに、予習・復習を行っても、その半分の内容もわからないとなると、
個別の学習環境を作ってもらう必要があると思います。
学習内容の全てがわかる必要はないと思いますが(どの子も全てわかっているわけではないので)、
わからないことのほうが多いと、子どもはキツイです。

なかなか難しい問題ではありますが、どの進路にいくかが目的なのではなく、
子どもが大人になった時に生きていく力をより多く身につけられる環境は、どこなのかという視点で考えて頂きたいと思います。
学校・幼稚園・保育園は、大人になるまでの通り道でしかありませんので。

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