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2007-07-11

集団での支援

少し前に、スクールトライアルのビデオをアップしました。
みんな、うまいことクラス形成しているように見えます。
こうなるためには、子どもが分かる支援が密かに入っています。

例えば、本読みの場面。
「○○さん、続き読めるかな」の指示だけで、返事→立つ→椅子入れる→本を持つ→本読み、ここまでできる子もいます。
それぞれの動作に「立ちましょう、椅子入れましょう・・・」のように、言葉での指示でできる子もいます。
どこから読めばいいか、「最初から読みましょう」の言葉の指示だけでわかる子もいれば、読み始めの箇所を指差しすれば、後は読める子もいます。
そうそう、自分が本読みすることは上手だけど、他の子どもが読んでいる時に聞くのは下手な子もいますし、
当たって発言したい気持ちが強くて、挙手しても当たらないことを練習している子もいます。

それぞれ、どのお子さんのことか分かりますか?

一見、何も支援はないように見えて、それぞれの子どもの課題が密かに支援されている。
特に集団の中では、できるだけ『密かに支援』がとても大事です。
時には、大きな声で注意したり、露骨な環境配備も必要かもしれませんが、
その露骨なやり方は、他の子ども達も真似ます。
その子だけに大きな声で注意したり、なんでもかんでも手を出してしまったり、
周りの子どもたちは悪気なくすることも多いのです。
ただ、周りの大人たちの支援の仕方を見事に模倣しているだけなのです。
そして、こういった支援が、発達障害がある子ども達を学校等の集団を嫌いにさせたり、
何もできない子に育ててしまったりします。
2次障害を作っているのは誰かってことですね。

それからもう1つ。
集団の中で教えるには限界があります。
スクールトライアルで、密かな集団の中での個別支援ができるのは、
毎日、ご両親に、子どもに教えることを行なって頂いているからです。
スキル自体の練習もなんですが、大人から教えられることを受け入れる練習ができていることが非常に重要です。
こういったことを家庭で練習していないのに集団の中に入れて、
何も教えてもらえない・・・これはダメです。
集団で学ぶ準備をきちんと家庭で行なっておくこと、そのうえで、集団の中で学べるようになるのであります。

コメント ( 2 )件 | この記事のリンク

  • 名前:りひママ   投稿日時 : 2007.07.13 【URL】
  • こんにちは。そうですね~。集団の前に家庭で準備大事です。今は学習後に母のところに来て報告していますが、報告時に席を立つときに机の上からえんぴつや消しゴムが落ちても、きずいていない。机に戻って学習開始時に、「鉛筆どこにいった~」と、おろおろしております。こういう時に学校だと誰かが拾って渡すのでしょうね~。
    いろいろみえてきますね。次にやるべき事が。ノートの上のえんぴつ、消しゴムを横に置く。勉強道具がなくなった時を想定してのさがすスキルなど、
    くわあああ~時間がなあーーーーい。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2007.07.13 【URL】
  • りひママさん、頑張っていますね~
    この投稿、めちゃめちゃいい例えです!
    こういう些細な落とし穴に、どんどんはまっていってくれるんですよね。
    でも、お家で練習していると、こういうパターンへの耐性が随分つきます。
    1年生のクラスを見ると、こういうことは日常茶飯事で、発達障害がない子ども達でもはまってます。
    でも、はまっても、その場で自分なりに対処を考えられることが多いのです。
    でも、発達障害がある子ども達は、咄嗟に考えれなくてパニくって、
    そこで嫌な体験を積んで、どんどん学校を嫌いになるとか、
    周りの子どもたちを驚かせてしまったりします。
    今、完璧にできるようになることが大事なのではなくて、
    こういう落とし穴を経験させておいて耐性をつけておくことが大事なのです。
    焦らず、でも、急いで頑張りましょ!
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