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2007-07-04

気抜いたらアカン1年生

神戸に向かって、JRの新快速に乗っていたときの出来事。
4人がけの席にランドセルを背負っている少年が乗っていました。
その少年、背負っているランドセルに頭をもたげて熟睡しておりました。
隣には、DSと携帯を両刀使いしている女子高生、向かいには初老の男性が二人。
私は、その座席の横に立っていました。
すると、何やら電子音が。私を含めて、座席に座っている全員が熟睡している少年を見ました。
少年のランドセルの肩さげについている携帯電話からの音でした。
そして、皆が、電子音の所在をつかんだところで電話は切れてしまいました。
同時に、少年が目を覚ましました。

私「どこまで帰るん?」
少年「大阪」(よく見ると、大阪~京都間の定期がランドセルにぶら下がっている)
私「大阪過ぎて、もうすぐ芦屋やで」

再び電子音。
少年「もしもし・・・えっと、あし・・・や?(私を見上げて)」
私 (うなづきながら)「芦屋から大阪行きの電車に乗るって言い。」
少年「芦屋から大阪行きの電車に乗る・・・はい」
電話は切れました。

初老の男性二人「どこまで帰るんや?誰か駅員さんに言ったらなあかで。」
私《あんたら言ったり~な・心のコメント》
少年「・・・」(私を見ている)
私 「帰れる?」
少年「はい・・・でも、大阪行きの電車がわらかない・・・」(下向き加減に)
私《・・・それは帰れないって言うねん。こういう時、1年生はどうすんねんやろ?好奇心旺盛!》
少年「・・・」(再び私を見る)
私《お、目力。アイコンタクトでマンドか~》「・・・芦屋駅で教えてあげるわ。」

芦屋駅に着きました。
大阪行きのホームは階段上がって反対側で、新快速に乗ったほうが早いから!だと、さすがに冷たすぎる。
ということで、一緒に降りて反対ホームへ。

私「いつも1人で学校行ってんの?」
少年「うん・・・同志社小学校に、芦屋から来てる子が1人いる。」
私「へえ~遠くから来てるんやな」《テーマに沿った話題できるや~ん、でも、君が同志社小学校ってこと、私知らんねんで~》
少年「寺田町にも1人おる」
私「そうなんや。天王寺の近くやな。《返事するだけで会話の持続が強化されるんよね~》」

再び電話が鳴る。
少年「もしもし、今、JRの芦屋・・・(キョロキョロしながら)1番と2番って書いてある(ホームに書いてある番線を言っている)」
私「お母さん?ちょっと代わって《普段、○番線の電車に乗るって教えられて電車通学してるんやろ~な~でも、芦屋駅の番線言われてもわからないよね》」
少年「ちょっと代わる」
私「通りすがりの者ですけど、16時○分発の快速に乗せますので。」
少年の母「ありがとうございます。一番前の車両に乗せて頂けますか。」

私「それ、持ったるわ(大きなサブバックを持ちながら携帯をしまおうとしている)」
少年「ありがとうございます。」
私「あ、電車で寝たらあかんで。」
少年「もうちょっとで夏休みやから・・・気抜いちゃった・・・」
私「そうか・・・そういう時もあるわな《え~小学生から気を抜いたらダメ???失敗したら、気ぬいとったらアカンって怒られてるんやろ~な・・・》」
私「夏休み楽しみやな~どっか行くの?」
少年「ホテルとか・・・」
私「あ・・・大きなプールとかあるもんな・・・《それは大人の遊び場では・・・》」

小動物のような大きな目をした少年は、電車の座席に座ると床に足が全く届かない小柄な1年生でした。
大阪行きの快速に乗せるとき、「3つ目の大阪で降りるんやで」と言い聞かせていると、
傍にいた大学生ぐらいのお兄さんが、「ぼくも大阪で降りるんで」と言ってくれたので、
「じゃあ、寝てたら起こしてあげて下さい」と、彼に託し、私は神戸に帰るべく反対ホームに戻っていきました。

毎朝、通勤ラッシュにもまれながら、大阪から同志社まで通っている少年。
気を抜いたらアカンことと一緒に、気を抜くことも学んでいるといいのですが。
梅雨らしい空模様と似た気分になったのであります。





コメント ( 7 )件 | この記事のリンク

  • 名前:Yの母   投稿日時 : 2007.07.04 【URL】
  • 昔中学受験用の塾の短期英語講師をしたことがあり、その時のことを思い出しました。本当に幼少から気が抜けない生活を送っている子供っていますよね。子供には幸せな人生を送って欲しいと思うのは親心ですが、工業製品のようなミス、欠陥のない人生が幸せな人生ではないと私は思います。欠点のある自分を愛して、人を愛して、失敗から学んで幸せな人生が送れると私は思っています。
  • 名前:Mマミィー   投稿日時 : 2007.07.04URL
  • めちゃくちゃ、江口さんと少年の姿が絵になって浮かんできました。
    小学校から遠くの学校なんだぁ。 大変だなぁ。

    大阪駅で待っているお母さんもさぞ心配だっただろうなぁ。
    それにしても忙しい江口さんをホームまで見送らせる目力のマンド
    うちのMにも分けてやって欲しい。。。

  • 名前:Rのハハ   投稿日時 : 2007.07.05 【URL】
  •  うちの子も通りすがりのおねえさんに、反対側のホームから電車にのせていただいたことがあります。全く、同じ展開だったので、思わずコメントしてしましまいました。帰ってからの子供の反応がどうかというと、バツが悪いのと、ちょっと冒険したことの二つが入り混じっている顔でした。学校も親もそういうことを想定して、かなり子供たちにいいきかせてるので、子供はパニックにはならないようですが、こちらは携帯が繋がらないのでかなり不安です。まわりの方々のあたたかい眼だけが頼りです。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2007.07.06 【URL】
  • Yの母さん、
    幸せな人生ってなんなのでしょうね。
    哲学的な話しになりそうですが、私は、子ども達が自分なりの幸せを創っていけるといいなと思っています。
    セラピーで教えていることは、子どもが自分で創っていくための道具を持たせることだと思います。

  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2007.07.06 【URL】
  • Mマミィさん、さすがです!目力の大切さわかって頂けていますね~
    そうなんです、こんなv-416で見つめられると、
    目力推奨リーダーの私としましては、放ってはおけないのです。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2007.07.06 【URL】
  • Rのハハさん、ようこそ。
    子どもなりにバツが悪いと感じられんですよね~それが欲しい!
    今のご時世、「かわいい子には旅させろ」が、なかなか難しくなっていますよね。
    私は、母の勤め先に1人で電車に乗って行くという保育園児であり、、
    毎夏休み、2つ年下の弟と九州の田舎まで飛行機で行く小学生でした。
    なかなかアグレッシブな子どもでした。
  • 名前:   投稿日時 : 2008.05.07 【】
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