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2007-03-30

価値観の共有

先日の新聞記事に、表題なる記事が載っておりました。
医療現場では、患者と医師との関係が、パターナリズム→インフォームドコンセント→ディ-プバリュ-と発展してきているというお話です。
最後のディ-プバリュ-というのは、治療を選択するときに、単に治療法を羅列して考えるのではなく、
その個人の人生観、生き方みたいなところから話を詰めて治療を考えていきましょうというものです。
とっても重要なことだと思います。
私たちは、まさに、この考え方で療育を捉えています。
なので、継続訪問を決定する場合、まず、両親との面談をとても大事にしています。
ご両親と1時間~1時間半ぐらいかけてお話させて頂き、
私たちの療育に対する考え方と同じ方向を向いているお家の訪問を引き受けることにしています。
もちろん、全く同じである必要はないのですが、根本的な方向が異なっていると難しいと思うのです。
デートしましょうっていう時に、種類が違っても、どちらもアウトドアであれば一緒に楽しめますが、
片方は映画が見たいって言われたら、ちょっと違いが大きすぎて難しいですよね。
たまのデートぐらいだったら、どちらかが我慢してあわせればいいんですけど、
これが、毎日の療育となると、かなりしんどいものがあります。
なので、時には、人数に余裕があってもお断りしたり、
訪問開始しても、途中で方向が変わってきたなと思うと話し合いをさせて頂くこともあります。
私は、私たちのスキルが万人に合うものとは思っていませんので、
ご家族が求めている方向と違うなと思ったら、それを伝えていくことがプロの役割だと思うのです。
将来的には、発達障害がある子ども達にサービスを提供できる組織がもっと増えて、
選ぶ側が余裕を持って選んでいけるといいなと考えているのですが・・・
療育とは、子どもやその家族の人生に影響すると言っても過言でないぐらい生活に密着したものなので、
こういった方向性をきちんと考えずして行えるものではないと思っています。

それにしても、こういったことを考えるどころか、
まだ、お子さんの障害についてや発達検査について、お話しない組織があるんだから恐ろしいです。
そういったことでケアが遅れた子どもを誰が生涯みてくれるっていうんでしょうね。

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