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2007-03-14

診察室の心得

皆さんも一度はお子様の発達障害に関して、病院を受診されたことがあると思います。
どうでしょう?
ひどく順番待ちした挙句、短い時間の中で言われるコメントと言えば・・・
前回の診察と言ってることが全然違うやん!
いつもは、もっとじっとできているのに、ここは不慣れな場所だからできていないだけなんよ!
そんなこと言われなくてもわかってる!
練習してやっとここまでできるようになったのよ!
などなど、多かれ少なかれ、不満を感じたことはないでしょうか。
これは、私が、いろんなご両親から聞いたことです。

言いたいことはよ~くわかるのですが(私らも、自分たちがセラピーしている子どもたちのことだと腹立つんで・・・)、
これは、今の診療システムではなかなか解決し難い問題です。
なんで、こんなことになってしまうか・・・いろいろ要因はあると思うのですが、
病院の診察は、『点』で診ているからだと思うのです。
その時の一瞬の判断で、これまでどういった療育をしてきた結果、今の状態があるとか、
今まで練習してきたことと、これから練習していこうとしていることがあるとか、
いろんな諸事情の全てはわからないのです。
本人も上手く自分のこと説明できないですし、親御さんも緊張して上手く言えなかったり・・・
それに、発達障害を専門に診ている病院は数少ないので非常に混んでて、医師も全ての子どもことは把握できない。
混んでいない病院だと、発達障害のことよくわかっていない医師だったりで話がかみ合わない。

ですから、こんなふうに考えて頂けるといいなと思うのです。
病院でのコメントは、お子さんの1つの『点』だと。
これがお子さんの全てを表しているわけではないけど、こういった状況ではこういう見え方がするんだと。
全ての出会う人にお子さんの全てを理解してくれというのは難しい問題ですし、
せめて、発達障害を専門にしている医師ぐらいはと思われるかもしれませんが、
たかだか数十分で、子どもの濃い~い経歴を把握して理解できるわけがないのです。
あくまで、発達障害なのか否かを判断するところが目的の場所ですしね。
だから、お子さんのことをきちんと理解できるのは『線』で関われる自分たち家族である、いろんな『点』を集めて線をつなげていこうと捉えて頂けるといいなと思います。

あらゆる専門家は、それぞれの分野の専門家なだけであって、
いろんな点を持つそれぞれの子どもたちの専門家ではないのでございます。

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