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2007-02-28

ソーシャルファーム

先日、同業者の友人に『ソーシャルファーム』(Social Firms)について、教えてもらいました。
1970年代にイタリアで精神障害者を中心に始まった組織です。
目的を社会的な公益とし障害者のために仕事を提供するが、手段は企業の形態をとっていき、きちんとサービスとして買ってもらえるものを提供するそうです。
このあたりの内容については、私もとても関心があります。
うちの子ども達が学校生活を終えた後の生活、それが、とても気になるのです。
いつか・・・という企ては持っているのですが・・・期待せずに希望を持っていてくださ~い(笑)
で、今日は、職業のことで1つ思うことをお話させて下さい。
ソーシャルファームの紹介の1つに農業や酪農を行っている組織があり、そこで私の疑問のスイッチが入りました(ちなみに、ソーシャルファームのファームは農場ではなく、会社という意味です)。
前から疑問に思っていたのですが・・・なぜに農業?酪農?
多いですよね・・・自然と触れ合ってみたいな。
養護学校や特別支援学級でも、農作業、多いですよね。なんで?

楽しむというならば、発達障害がある子どもを知らないとしか思えない。
農作業って、暑いし、寒いし、手に泥がつくし、こういった作業が好きな子は多くないと思います。
食べることが好きだからっていうけど、作物をつくることは好きではないでしょ。食べることが好きなんで。
それに、育て始めてから収穫までの時間を考えたら、余りにも楽しみが来るまでに時間がかかってしまう。
もし趣味として、お家でもできる楽しみというならば、必要な材料を選んで買い物できることでよくって、
なにも、かえって非日常で、多くの場合、お家の人が簡単にできないような作物作りから始めなくても(場所とか物理的な問題もあるので)・・・

労働に結びつけるっていうのであれば、農業・酪農をなめているとしか思えない。
自然の厳しさを殆ど体験せずに育った私たちにとって、こんなに大変な仕事はないです(私の祖母の家は農家で、私の夏休みは農家での生活たったので、多少わかるのですが・・・)。
暑いときにクーラーないけど、厚着しとかないと虫や蛇にかまれるし、作物は日当たりが大好きなんで、炎天下で作業しないとならない。
寒いときは暖房ないところで、時には水仕事しないといけない。
今日は気分がのらないから明日になんてできない。その1日で作物は枯れるかもしれないし、動物は死ぬかもしれない。
それに、どうにもできない天候や野生動物のおかげで、半年頑張って育てたものが全てダメになることもある。

どんな仕事も大変なことがあると思うのですが、酪農とか農業は余りむいてないと思います。
全ての人が向いていないというわけではないのですが、多くの場合、向いていないし好きでないと思います。
もちろん、好きなのであれば、それはそれでいいと思うのですが・・・

もし、どうしても農業とか酪農を教えるというならば、まず、特別支援学級だけ冷暖房完備みたいなことはやめて、
学校の決まったスケジュールはきちんと守らせることを学ぶ必要があると思います。

コメント ( 6 )件 | この記事のリンク

  • 名前:KYOママ   投稿日時 : 2007.02.28 【URL】
  • 江口さんもやはり思ってましたか?そうなんですよね~障害者に農業・酪農をさすのって、私も以前から?でした。時間・労力・成果がでにくいものを発達障害者にさせてむいているわけがない!とおもっていたのですが、養護学校にしろ、学校の特別支援教室にしろやらせるじゃないですか?あれって教える側の自己満足みたいな気がするんですけど(いっちゃった)。もっとほかに自分たちの町で暮らすためのスキルを教えるほうに時間をかけるべきだといいたいです。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2007.03.02 【URL】
  • KYOママさん、ほんと、言っちゃいましたね~教える側の自己満足i-282
    結構、多いと思いますよ~時代は変わっているんですけど、学校って要塞みたいなとこが多いですから、時代について行ってないですよね。
    通常学級の教材とか見てても思います。
    例えば、国語の書き方のプリントに「まり」とか。
    今の子どもに、「まり」はないと思います。使わないから。

    KYOママさんの、そのセンスがあれば子ども達は幸せに生活できると思います。
  • 名前:Mマミィー   投稿日時 : 2007.03.03 【URL】
  • 自己満足ですか。 納得です。
    私はずっと農業をさせて田舎に行かせたい
    のかなぁと思っていました。 一種の隔離って感じかなぁ。
    うちのMは絶対やりません。 保育所の水やり当番は一番苦手な
    仕事です。 だってすぐに強化してくれませんから。。。花は。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2007.03.04 【URL】
  • Mマミーさん、漠然と隔離ってのもあると思います。
    大体、障害ある人とか高齢者の施設・作業所って山奥ですからね。
    場所の費用なんかの問題もあると思うのですが、
    周辺地域からの反対なんかもすごいですからね・・・
  • 名前:   投稿日時 : 2007.03.05 【URL】
  • はじめまして。
    お友だちのお母さんに、江口さんのブログを薦められて、拝見させていただきました。
    わたしも「園芸療法」を学んだときに、ちょっと「・・・?」とおもいましたi-227
    確かに、この療法が合う人もいるだろうし、良い面も沢山あると思いますが、ほとんどの障害者に対して実施することができるという割には、嫌いな人には使用できないとか、苦痛が伴う作業は効果が半減するとか、致命的な問題点が多い気がします・・i-181
    また、園芸療法士の資格を持った人が行うのと、養護学校や特別支援学級の先生が行うのとでは、やり方も効果も違うのではないかと思います。
    一人一人に合った支援を行っていくことが大切なのに、方向性・・・ズレている気がします。。i-182
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2007.03.05 【URL】
  • はじめまして・・・さん、書き込みありがとうございます。
    「園芸療法」ってあるんですね~知りませんでした。
    世の中には、まだまだ知らないことがたくさんあるもんですね。
    おっしゃるとおり、どんな療法をするかということよりも、
    その人のたまに必要なことは何か、そして、それができるようになるためにはどんな方法が効果的なのかを考えてほしいなと思います。
    その方法を上手く行なうことが大事なのではなくて、
    お子さんがその方法を使って、目的を獲得できるかがとても大事だと思います。
    そのあたりを考えて使って頂けると、園芸をはじめ、多くの方法がより力を発揮できるのではないかと思うのです。
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