FC2ブログ

2007-02-02

いじめの問題

親御さんとの勉強会で雑談をしている時にでたお話です。
学校でのいじめの問題。
今の時代、発達障害があるなしに関わらず出会う可能性が高いことなんですが、
発達要害があるお子さんの場合は、いじめを受ける確率はきっと高いですよね。
・相手が自分より弱いと仕返しされない
・コミュニケーションが下手だとうまく大人に説明できないのでばれな い
・こだわり等つつきやすいことが多く、また、それをつつかれると過剰に反応するからおもしろい
・相手の反応や場の空気が読むのが下手なので、苛立たされることが多い(本人に悪気はないんだけど)
・自分で身なりを整えられない
などなど、いじめのターゲットになりそうな要因が多いからですね。

いじめた側に非があることは間違いないと思うのですが、これをなんとかしようと思ってもとても難しい。
いじめた側の子どもにも、いろいろ事情があると思います(これを差し引いても、いじめること自体は悪いのですが)。
・家族から気持ちが満たされる注目をもらえない(旅行にいけるとか、おもちゃ買ってもらえるとかじゃないですよ~)
・家族がけんかしたり、ののしったり、無視しあったり・・・悪いコミュニケーションモデルばかり見せられる
・自分がいじめにあっている・あっていた
・夢中になれる活動がない
いろんな理由があると思うのですが、これをなんとか取り除いてあげるには相当の覚悟がいります。
だからといって、いじめが起こる空間をなくそうと思っても、これも結構難しい。
学校や幼稚園の先生にも限界がある。
休み時間にトイレに行くときまでついてはいけない。
いくら道徳教育しても、それを受ける側に受けられる体勢(他者のことを考えられる余裕ができるほど満たされている)がなければ入らない。
先生が介入したことで仕返しされるかもしれない。
親が四六時中子どものそばにいる・・・これだと子どもが子どもの社会で学ぶこともできない。

以前読んだ地域の安全(犯罪から守る)をつくるための本に書いてあったことなのですが、
犯罪者を更正していく等、犯罪者に介入していくことよりも、
地域住民と地域環境に介入して犯罪に出会いにくい体質にしていくほうが、コストの割りに高い効果がで得られるそうです。
私も、そう思います。
子どもをいじめられにくい体質、いじめられても立ち上がれる体質にしていくことです。
加えて、幼稚園や学校を始め、地域全体をいじめが起こりにくい環境にできればいいなと思います。
子どもがいじめられにくい体質というのは、やはり、コミュニケーションのスキルをあげるとか、こだわりを減らしていくとか(こだわりに触られても大騒ぎしないとか)、身なりをこぎれいにしてあげるとか、そういった要因を減らしていくことだと思います。
それから、いじめられても立ち上がられる力というのは、そうじゃない人もいるということが実感できることだと思います。
特に、いじめられていることに気づける発達があるお子さんの場合は、これがとても重要だと思います。
親御さんなり、兄弟なり、友達なり、誰か一人でいいから自分を受け入れてくれる人がいると、それだけで強くなれることがあります。
例え学校でいじめられて辛い時間を過ごしていても、放課後習い事でその傷を癒してくれる友達がいれば回復することができます。
人間は、きちんと自分の心身を回復させる力を持っています。

それから、いじめられにくい環境というのは、空間全体を見渡せやすい環境(隠れていじめられないように)にするとかいったこともあると思うのですが、人的環境が大きいと思います。
いじめる側にならないように(なってから更正していくのは大変なんで)、発達障害がある子どもだけでなく、全ての子どもの気持ちが満たされていることだと思います。
睡眠をとれているとかいう生理的な問題から、家族に注目してもらえているとか、我慢する経験をつんでいるとか、そういう精神的な部分が満たされている状況です。
そうそう、発達障害がある子どもの兄弟達、この子達の安定もとても大事です。
昨今の事件をみてもわかるように、身内だからって優しくなれるなんて限らない、身近な人間だからこそ腹が立つことも多い。
とにかく、子どもをきちんと育てることだと思います。
行政や学校がどうこう言う前に、子どもに関わるそれぞれ大人が、きちんと子どもを育てることに限ると思います

コメント ( 3 )件 | この記事のリンク

  • 名前:ムーミン   投稿日時 : 2007.02.04 【URL】
  • 使える言葉が増え、遊びも広がり
    やっとお友達とコミュニケーションがとれるようになってきた!
    ・・・と思っていた矢先、大きな壁にぶち当たっています。

    息子は、バス車内でお年寄りに席が譲れる優しい子に育っています。
    (パターンで入っていても、間違いではない行動ですよねっ)
    同じソーシャルでも、お友達とのコミュニケーションでは
    体質をいじられ、空回りする事が多いっ・・・。
    会話のソーシャルは難関っっ(汗)

    これから何をしていくべきか?体質改善のお話、とても参考になりました。
    課題の出口探しを私ができたように、いずれ自分で出口が見けられる子に
    育ってほしい。
    子供の体質課題、心の寄り所(人)地域介入など
    沢山やれるし、用意してあげれる事がわかりました。有難うございます。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2007.02.04 【URL】
  • ムーミンさん、いつもコメントありがとうございます。

    いつも子供達に思うことは、子どもに敬意を払うことです。
    子どもは、弱くて何もできない存在なのではなく、
    いろんな壁を乗り越えていける存在なんだと思います。
    私達大人がやってあげなきゃいけないことは、
    壁を取り除いていくことなのではなくて、
    壁の越え方を教えてあげる、壁の前でモタモタしてても待ってあげる、
    時々、壁に跳ね返されることがあったら、また明日頑張れるように癒してあげることのような気がします。

    ムーミンさんはお子さんとのセラピーの中で、
    「いけた!」
    と思う瞬間を体験してきているはず。
    その瞬間、専門家になんとかしてもらった時より何倍も嬉しかったはず。

    自分でなんとかできたって、楽しいんですよ。
  • 名前:ひいらぎ   投稿日時 : 2007.02.04 【URL】
  • 江口さんこんばんは!


    >子どもがいじめられにくい体質というのは、やはり、コミュニケーションのスキルをあげるとか、こだわりを減らしていくとか(こだわりに触られても大騒ぎしないとか)、身なりをこぎれいにしてあげるとか、そういった要因を減らしていくことだと思います。
    それから、いじめられても立ち上がられる力というのは、そうじゃない人もいるということが実感できることだと思います。

    に、じ~んとしてしまいました。
    周りの子に感謝の気持ちを伝えつつ
    お友達から自然に息子の事を話してもらえるよう、少し登下校時一緒に
    帰ってみようと思いました。

  • :    :
    :


  • 管理人だけにコメントを見せる

 |  キッズパワーブログトップへ   | 


この人とブロともになる