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2007-01-26

嬉しい話

最近、とても嬉しい話を2つ伺いました。
1つ目は、最近、セラピーを始めたお子さんのお母さんからです。
そのお子さんは、なかなかの癇癪もちです。
彼なりのこだわりが結構あって、それが叶わない時に叩いたり、投げたり、ひっくり返って怒ります。
電車に乗っているある日の出来事。
彼は、電車に乗ったら座ろうと思っていたようなのですが、あいにく、席は埋まっていました。
それを見た瞬間、電車の中でひっくり返って怒り出しました。
もちろん乗客の方々は何事かと驚きの眼差しで見つめています。
すると、一人の乗客の方が席を譲ってくれようとしたそうですが、お母さんは言います。
「ありがとうございます。でも、大丈夫です。」
それはそれは、一大決心だったと思います。
多分、そこで譲ってもらって座ってしまえば、何事もなかったようにおさまったでしょう。
それを断るということは、癇癪がさらにヒートアップするかもしれない、それと向き合う覚悟がいるわけです。
しかも公の場で、電車の中では逃げ場もありません。
お母さんは考えたそうです。
「いつもの私なら、そそくさと抱きかかえてなだめていました。何かが違うと思っていました。思い切れなかった。でも、その時、ここがダメなんだと思ったんです。」
気合を入れて、ちょっと癇癪が収まるのを待って、「立って」と一言。
子どもは立ちました。泣き止みました。そのままドアの方へ向かって外を眺めました。
お母さんは、頑張った子どもと乗り越えた自分がとても嬉しく思ったそうです。
そして、子どもともっと通じ合えたと思ったそうです。

もう1つのお話は、これも最近セラピーを始めたお母さんからです。
お子さんと一緒に郵便局に行きました。
ガラスに突進したり、叩いたり、好きな方向に向かい続けるお子さんと一緒に行きました。
大人の足で歩けば5分で行ける・・・40分かかったそうです。
お母さんが一人で行ったり、誰かに頼んでしまえば簡単だったと思います。
が、それだと、いつまでたってもお子さんと一緒に出かけることはできません。
もちろん、支援が得られるときにはそれを利用したらいいと思うのですが、
こういった支援は必要なときに必ず得られる永遠のものではないのです。
こういうことは、どれだけ言葉を話せるようになったり、お絵かきができるようになっても、
これ自体の練習なしに、勝手にできるようになることはありません。

私たちは、こういう場面でどうすればいいかお話したり、見本をみせることはできます。
でも、実際の場面で、お父さんやお母さんが踏ん張れなければ、どうにもならない問題なのです。
そして、ここを自分自身で乗り越えたからこそ感じられ達成感があると思います。

コメント ( 6 )件 | この記事のリンク

  • 名前:吉川   投稿日時 : 2007.01.26 【URL】
  • 週末に絵本を借りてきます
    智子ちゃんという20歳のお友だちに読んで聞かせる機会があるので
    気合を入れて選んでくれます
    でんしゃだったり おばけだったり
    『ねえ こっち むいて』
    という絵本でした

    台所で夕飯の支度
    「こっちむいて」かつて重度知的障害とい診断された息子
    そして
    旦那の帰宅
    珍しくTVに見いていると
    一人で、絵本の文字をたどっていた息子が
    「おかあさん こっちむいて」
    そう、何度言ってみたことでしょう
    私があなたに
    「ありがとう」あなたにそんなこと言ってもらえる日が
    おとずれるなんて
    ありがとう みなさん
  • 名前:そうたママ   投稿日時 : 2007.01.27 【URL】
  • いつもは、買い物や用事は宅配などで済ませて子供の散歩だけを目的として行くのですが、・・・でないとこちらが参ってしまうので・・。今後かなーーーーり気合を入れて頑張っていく機会を増やしたいと思います。子供は、楽しそうなので。
  • 名前:Mマミィー   投稿日時 : 2007.01.27 【URL】
  • 家のMも今では凄く電車でのお出かけが大好きですが、
    2歳の頃は電車に乗ることが難しかったのです。 電車
    を眺めるのが好きなので、一駅ごとに電車から降りて
    しまって、ギャーギャー泣き喚いていました。

    やはり車での移動が主になっていましたが、ある日から
    一駅乗っては降りる、その次の日は二駅のってみる。
    それから乗り換えをしてみる。。。と段々課題を増やして
    みました。

    今は何処へでも公共の交通機関で行きたがりますし、
    母も楽なのでそうする事にしています。 スモール
    ステップで気長にやっていくのが一番ですね。 千里の
    道も一歩からです。 皆さん頑張って下さい。
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2007.01.27 【URL】
  • 吉川さん、素敵なコメントをありがとうございます。
    「こっち向いて」
    本当に、嬉しい一瞬ですよね~
    私たち、他人でさえ、とても嬉しいのだから、
    親御さんの嬉しさは、それはそれは大きな物だと思います。

    振り向いてもらえる日まで負けないわ~
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2007.01.27 【URL】
  • そうたママさん、最初は目的は一緒に歩くことから始めて、
    でも、そこから目的付きでやってみましょう!
    ただ歩くだけでなく、目的地に行って用事しなきゃなんない、
    複数の指示や模倣を行なうのと同じですね。
    買い物って言っても、ただの買い物ではなく戦いの場なんで(最初は)、
    し~っかり気合い入れて行って下さい(笑)
  • 名前:eguchi   投稿日時 : 2007.01.27 【URL】
  • Mマミーさん、お子さんの電車でのおりこうぶりは伺っていますよ。
    そんなおりこうぶりの影には、必ず、笑いと涙の努力があるんですよね~
    これからも、小さな階段作って頑張っていきましょう!
  • :    :
    :


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