2012-05-30

先生とお父さん・お母さん

先日、小学校の先生に研修をさせていただいたときのこと。
事前に研修担当の先生と打合せするのですが、どんなテーマにしましょうかと話していたところ、
発達障害についてもですが、その児童の保護者との関わり方について話してほしいとのこと。
このところ学校の先生達と話していて、このテーマについては、よく聞かれます。
別のところでは、保護者の方から、どうやって学校の先生にこどものことを理解してもらえばいいのか、
支援について話し合う機会をもてばいいのか、相談をうける機会は少なくありません。
どちらからも話を聞く私としては、私に相談してくれている先生と保護者の方が出会えれば上手くいくんだろうなと思いつつ、
学校の先生も、保護者の方も、いろんな方がいらっしゃいますので、そう簡単にはいきません。

先生にも保護者の方にも、多くの場合にお話しすることですが、
ますは、いきなり核心にせまるような内容から話さないことかと思います。
私たちが普通の生活の中で、どのように人と関係を築いていくかと同じだと思うのです。
学校の同級生や会社の同僚、初めて出会った時に、いきなり悩み事相談する人は余りいないと思うのです。
学校の先生の立場から言えば、「お子さんが、ちょっとクラスで問題を起こしています」とか、
保護者の立場から言えば、「先生の子どもへの教え方についてちょっと話し合いたいのですが…」と、
まだ、挨拶も交わしていないような相手から言われれば、誰だって引きます。
保護者の立場から言えば、子どもの発達・学習やしつけに関すること、
学校の先生の立場から言えば、学級運営や勉強の教え方に関すること、
こういうお互いの専門とすることについて言われるのは、結構ツライことだからです。
彼氏とうまくいっていない女子に、「最近、彼氏とどう?」と、聞くようなものです。
私だってイヤです。
ツライ状況に置かれると、攻撃するかエスケープして自分を守ろうとするのが人間の本能ってもんで、
ところが、話し合いをしようとした方からすると、エスケープされると不安が募る結果、攻撃したり非難したり、
お互いにイライラした状況に陥り、負のスパイラルに巻き込まれていきます。

こんなことにならないように、何よりも大事にしてほしいことは、日々のたわいもない会話かと思います。
とは言え、先生も保護者も、ヒマではありませんので、いつでも井戸端会議ができるわけではありません。
なので、保護者の方は、学級懇談や参観日への参加、PTA等の学校での役割
(最近は登下校の見張りや添削の手伝い等を募っているところもあります)
こういった学校と関わりをもつ場面には積極的に参加していただきたいですし、
また、学校の先生も、保護者の方が話したいと思った時に連絡できる曜日や時間帯を決めて公開するとか、
地域の子ども会やお祭り等の行事への参加をして交流を深めるとか、
こういう日々の関わり、できれば楽しいことへの共有ができればいいなと思います。
両者に関係ができていれば、シビアなことが起こり話し合いをする場面になっても、
それぞれの状況を正確に確認するだけであり、それは疑いや責られているとは捉えられません。
また、双方の確認がきちんととれたところで、対策を考えていくことができます。
こうして困難を双方で解決していった時、まさに信頼関係がうまれてきます。
(信頼とういのは、何もない状況からは生まれません)
困った時の神頼みではありませんが、自分の都合のいい時だけ関係を持とうとしても到底うまくいきませんし、
多少の時間はとられても、こういう予防的な行動をすることが大きなけがを防ぎ、
結果的には、手間がかからなくてすむと思います。

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