2011-11-26

朝起きる

障害がある人を数多く雇用されている企業の方の講演を聴く機会がありました。
そこで働く知的障害がある女性の話です。
ご両親と生活されていたのですが、お母さんが亡くなり、介護が必要なお父さんとの生活になりました。
遅刻をするようになり、無断欠勤をするようになり、
企業内の指導員の方が朝早くに電話して起こすなど、できる限りの支援をしましたが、
なかなか生活リズムを戻すことができず、夜に街で遊びまわるようになり、
とうとう退職することになったそうです。

こどもの頃に、1人で朝おきる練習をしていたらなと思いました。

講演者の方は、サポートしきれなかったことを申し訳なさそうに話されていたのと同時に、
企業にできる支援には、限界があるともおしゃっていました。
私も、その通りだと思います。
企業は、あくまで生産活動をする場所で、それを超える支援をしなければならないとしたら、
その人を雇うことは、当然、難しいでしょう。
しかも、残念なことは、仕事そのものの困難さではなく、日常生活を維持できなかったことにより、
仕事まで失ってしまったことです。
仕事上で必要なスキルのカバーは、企業も、かなりの範囲でサポートできますし、
その能力にあった仕事内容に調整することもできます。
でも、会社を出てからの日常生活までサポートすることは、物理的にも困難です。

日常生活スキルは、人が発達する学びの場を維持するための土台です。
そして、スキルができることと同時に、必要な場面ではいつでもできることが求められます。
「いつもはできるんだけど、今日は、たまたまできなかった」とか、
「家ではできるんだけど、ここではできない」とか、そういうのは、できないと言います。
子どもたちに、お家で教えられることは、結構、たくさんあります。

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