2010-08-30

第6回Kidsセミナーより 障害告知について

今年も、8月セミナーの午後、こども達自身への障害告知についてデイスカッションを行いました。
私は、発達障害を治せるとは思っていません(少なくとも私の力では)
でも、発達障害がありながら、年齢(発達)に応じたセルフコントロールすることで、
人に囲まれて、幸せな社会生活を送ることは可能だと思っています。
人は、それぞれに、いろいろな境遇の中で生きているのですが、
その境遇の中でどう生きていくか、また、様々な境遇の中にいる周りの人をどのように思いやりながら生きていくか、
それが、人が単なる生き物ではなく、社会的な動物として生きていくことだと思います。

発達障害以外にも様々な心身の障害があり、様々な家庭環境や地域環境があり、
たまたま、生きていきやすい環境、生きていき難い環境に生まれます。
それは、誰のせいでもありません。
でも、その中で、どれだけ幸せになるか、幸せだと思えるかは、
その人の生き方によって随分変わるものだと思います。

こども達にある課題が決して簡単なことではないことを承知の上で、こども達とご家族に思うことは、
こども自身としっかり向き合って、人と社会で生きていくために必要なことが何なのかを考え、
自分も社会を構成している大事な1人であることを実感する生き方です。
そのためには、ただただ、人に優しくしてもらうばかりではなく、
自分も、自分と周りの人が気持よく過ごせるための努力をしてほしいと思いますし、
それができるようになるまでの過程は大変だけど、乗り越えた後にある気持ちよさ、
人に与えられているだけでは得られない気持ちよさを、たくさん体験してほしいと思います。
そのためにも、こども達自身が自分のことを肯定的に捉える過程である障害告知は、とても大事な作業です。
発達障害の有無に関わらず、多くのこども達が大人になる過程で超えていく自己理解と同じように、
長い時間をかけて、こどもと一緒にご家族で乗り越えていけたらなと思います。

これは、こども達だけでなく、ご家族にとっても難しい課題かもしれません。
そう考えようとしてできることではなく、毎日の生活をこども達と過ごすことによって、
いいことも大変なことも経験しながら、心が動いていくのだと思います。
これからも、こども達とご家族を一緒に多くの時間を過ごしながら、一緒に考えていければと思います。


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