2008-10-29

自閉症独特の話し方

先日うかがったお家でセラピービデオを見せて頂いていたときのこと。
お母さんが、まだ、発音がつたないお子さんに一生懸命言葉を教えていらっしゃいます。
できるだけ聞き取りやすいように大きな声ではっきりと、
だんだん力が入っていき、お母さんの声はさらに大きくなっていきます。
大きさだけじゃなく、言葉の最後にアクセントがつくようになっていきます。尻上がりな調子です。
お子さんは、とても上手に真似ます。
口をパクパクと大きく開けて、尻あがりな調子で、語尾にアクセントがついています。完璧です。
こんなに上手に真似ているのに、とっても妙な話し方になってしまいました。
そう、お母さんの見本が妙だったからですね。
数多くのセラピービデオを見せていただいておりますが、今回のようなパターンはとても多いのです。
そうそう、療育している人でも、こんなことやっている人はたくさんいて、
挙句の果てに、「自閉症独特の話し方」なんて言っているんだから、子どももびっくりですよね。
「おいおい、お前が教えてくれたんやん!」って。

発達障害がある子どもたちの発音が幼い場合の多くは、圧倒的に話す量が少ないからだと思います。
子どもたちは、しゃべりにしゃべることを数年かけて、きれいな発音になっていきます。
しゃべりにしゃべることが少ない、つまりトレーニングの量が少ないと、同じ年数生きていても発音は幼いままです。
もちろん、聞こえが悪いわけではないので、モデルを大きな声で言う必要はありません。
必要なのは、いかに子どもが声を出したくなくなる、しゃべりたくなる環境を作っていくか、です。

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