2008-06-24

ゆらゆら

発達障害がある子どもたちを教えていくときに大事にしなければならないことのひとつに、
他者と一緒であることが楽しいと思えることがあります。
セラピストがくれるおもちゃとか、セラピストがやってくれるくすぐりとか、そういった物や活動ではなく、
セラピストと一緒にいるそのことが楽しい・・・となってほしいわけです。

そんなことで、最近のKid’s Powerでのはやりは、子どもとセラピストができるだけシンプルな活動で、
一緒であることが楽しいにもっていくセラピーです。
ある日のミーティングで、Kくんのお母さんが言いました。
「Kのお兄ちゃんが1歳ぐらいのとき、よく、(お母さんの)膝の上に向かい合うように座らせて、
『マ~マ、○○(お兄ちゃんの名前)、マ~マ、○○・・・』って言いながら、
二人で見つめあいながらゆらゆら揺れていて、それだけで楽しかったし、何時間でも続けられたんですけど、
Kが1歳頃、同じようなことしても全くできなくて、すぐにどっか行ってしまうんです。
最近、思い出して時々やっていて、5秒ぐらいなんですけど、できる時が出てきたんです。」
おぉ~これは、素晴らしい気づきです。
まさに、私が求めていること。
このとき、お母さんとKくんの間には、おもちゃとかくすぐりとか、子どもの興味を引くようなものは何もない。
あるのは、ただ二人のゆらゆらだけなんです。
それが楽しい、ただ他者と一緒なことが楽しい、私たちが育ててかなければならないのはこれです。
これが育っていく環境設定してくことが、教えるということの他ならない。
このときの活動が、まさに当てはまると気づいたお母さんのセンス、とてもステキ。

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