2007-06-30

学校という魔物

先週末、2件の勉強会がありました。
どちらの勉強会にも、小学校に通う子どもの親御さんがいらっしゃいます。
いろんな地域の小学校のお話を聞きますが、本当に千差万別です。
そして、幼稚園・保育園と小学校では決定的に異なることがいくつかあります。
まず、学校には宿題がある。
だから、お家に帰ってきてから宿題をするために時間を取られて、コミュニケーションや遊びを教える時間がない。
それから、授業と休み時間の区別が明確で、通常学級の場合は、その時間内教室で着席ができないと在籍することが難しい。
ところが、幼稚園・保育園では、加配(子ども個人、もしくはクラスにつく補助の先生)がついて、設定保育の時間内に子どもが教室を出ようとすると、
多くの場合、教室にいれるように介助するのではなく、教室外で危険がないように介助される。
また、幼稚園・保育園では送迎のために園に行くことで、他の子どもや親御さん、また、先生から多少なりとも情報を得られていたのが、
学校は子どもたちで登下校する場合が多く、そして、出入りを拒まれることが多いので、実態が見えない。
最後に、周りの子ども達が習い事や塾通いで時間がないうえに(就学前でも結構忙しそうですが、さらに忙しくなります)、
放課後の約束を子どもたち同士でつけてくることが増えます。
ということは、親御さんが設定して子供同士で遊ぶ時間を作りにくくなり、
子ども自身に約束を取り付けてくる力がないと、子供同士で放課後に遊ぶことが難しくなります。

このように、就学以降は、子どもにセラピーをする時間や機会が非常に限られてきます。
親御さんが介入できる範囲が小さくなっていき、子ども自身の力でなんとかするしかないことが増えてきます。
なので、就学前に、できる限りセラピーの貯蓄をしてください。
可能な限りの時間を費やして、
もし、どこかの療育に通えたり、セラピストに来てもらえる機会があれば、可能な限り使って下さい。
就学して以降の年齢でも、もちろん子どもは成長します。
ただ、就学以降は物理的に教える時間を作ることが難しいことが多いことと、
同じ労力をかけた時、就学前の年代のほうが学べる量が多いのです。
いろんなことを学ぶには、その感受性が高い時期があります。
その時期を逃すと、学ばないことはないのですが学びにくくなります。
なので、いろんなことをちょっと我慢して、子どもが幼児期のうちに時間を作っていって下さい。

学校のような集団に入ると、家庭で過ごすことと違って、こちらがコントロールできないことがたくさんでてきます。
学校の物理的資源、学校のルール、周りの子ども達、先生・・・
こういった環境統制できない、そして、いろんなパターンがある場所、それこそが子ども達が生きていく社会であり、
全てが完璧である必要はないけれど、こんな社会の中でもなんとかやりぬけて、楽しめるようになってくれるといいなと思います。

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