2007-05-31

日本の頭脳達

今関わっている研究の一環で、京都での会議でお話をさせて頂きました。
私たちが行っているセラピーの方法とそれによってどれだけ子どもたちが発達していくかという内容です。
この研究グループでは、ヒトの脳の発達を考えています。
自閉症がある子どもたちは脳機能に障害があり特異な発達を持っています。
自閉症がある子どもたちと健常と言われる子どもたちの脳の発達と機能を照らし合わせて、
脳の機能や発達を明らかにしていこうってお話です。
私としては、自閉症という障害はどういった脳機能や発達がうまくいっていないのかがわかること、
根本的な部分がわかることが、いい教育への必須だと思うのです。
表面的に見られる行動特性、たとえば逆手がなんで起こるのか?
自閉症だから・・・でなくて、脳のどういった機能・部分がうまくいっていないと逆手になってしまうのか。
それが分かれば、同じように、その機能や部分がうまくいっていないと発達しにくい部分がわかっていきます。
単に、表面的に逆手を修正することは簡単です。
でも、それでは、根本的な解決にはなりません。
大事なのは逆手を直すのではなくて、逆手を起こしている原因、
うまくいっていない脳機能をトレーニングしていく方法を考ていくことだと思うのです。
寝不足でひどい肌あれをファンデーションで隠して見えないようにするのではなく、
十分な睡眠と潤いを与えて、肌自体の状態を良くしていくことを考えていく、みたいな感じです。
いろんなことがはっきりしてきたら、皆さんにも情報提供しますね。

さて、この会議、東大・京大・阪大の教授・院生・学部生が集まっての会議です。
とにかく質問が多くて、時には英語での質問があったりして(私は言われていることはわかっても、咄嗟に英語で説明できるような語学力はありません・・・まあ、全員が通訳者みたいなもんなんで問題ないんですが・・・)、
予定時間をかな~りオーバーしてのお話になりました。
そんな会議のさながら、「あ~この集団は日本の頭脳達なんだ~」と、
芸能人にでも会っているかのような気分でした。

終わった後に懇親会があったのですが、学生たちとのお話は続きます。
多少のクセはありますが、でも、少なくとも皆さん一所懸命なんです。
「適当に話すませて終わろうよ~」とか、「上司に言われたから仕方なく来ました~」とか、「予算使わないといけないから~」といったことは、全くないんですよ。
結局、会議自体が終わってからも、コーヒー1杯で5時間ぐらい話をしてました。
こんなにあつ~く語れる頭脳達の力を活かせる研究機関や企業はとても少ないそうです。
発達そのものがすぐお金になるものではないからだそうです。

そんな彼らにも、普通の学生さんらしき一面もあります。
「今晩はネットカフェか漫画喫茶かカラオケで朝まで・・・せっかく京都来たから寺社に行きたい」と、
おしゃれな姿は今時の男の子でありました。

そうそうクセと言えば、この頭脳集団、おもしろいことを話してくれましたよ。
「僕も電車のタイヤを見てました」
「ご飯は一品ずつ食べます(混ざらないように)」
「歩くまでハイハイじゃなくて横に転がりながら移動してました」などなど・・・やっぱりな~

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