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2007-02-26

Pくんの暇つぶし

今日はP君のお家のミーティングでした。
P君は幼稚園に行っている時間帯なのですが、今日は日曜の生活発表会の代休でお家にいました。
ミーティングは2時間半ぐらいかかります。
その間、お母さんも私たちセラピストも、P君と遊んであげることはできません。
うちのミーティングはと~っても厳しい!考えないといけないことがたくさんあるので、P君の相手をしている暇はないのです。

P君のお母さんは、事前にP君に説明をしています。
「お母さんとあきちゃんと江口先生がお話するから、P君はこっちで遊んでてね。お昼ごはん食べてから、あきちゃんとお勉強するからね。」
まず、この説明が良かった。子どもが話に割って入ってきて怒られる失敗をする前に説明して、見通しをつけててあげる。
しかも、どうやって過ごしておけばいいかも説明してあげる。
このおかげで、私たちがP君のお家に着いた時、P君は迷わずお隣の部屋でお絵かきボードやブロックで遊び始めるのでした。

が、しか~し、そう上手くはいかない!
1時間ぐらいたった頃でしょうか、「江口先生帰ってから」(江口が帰るとあきちゃんとお勉強ができる、P君はあきちゃんとのお勉強=セラピーがとても楽しみなのです)と言いつつ、
じりじりと私たちの話の間に入り込んできます。
お母さんの背中に乗ってみたり、微笑んでみたり・・・
ここで効いてくるのが普段の遊びの練習。
あきちゃんにトランプを出されると、P君はそのトランプで遊び始め、再び自分で遊んで過ごすことができました。

とても立派でした。

子どもにとって遊べるということは、とても大事なことです。
他の子どもと関係を持つためのツール。
もう1つの意味は、こういった暇な時間を上手く潰せるためのツール。
子どもが起こす多くのマズイ行動(発達障害があるなしに関わらず)は、
何していいかわからない暇な時間に起こります。
防ぐには、何か暇を潰す活動を教えていくに限ります。
しかも、ディズニーランドに行くとか、おもちゃを買いに行くとか(時にはいいのですが)、
そういった特別なことではなく、普段の生活の中でできることであることが大切だと思います。







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